トコトンハテナ

トコトン ハテナ

『トコトン ハテナ』は、2005年1月9日から2012年3月25日までの7年3ヵ月に渡って、テレビ東京系列で放送された教育番組です。この番組は、毎週日曜日の18:30から18:55までの枠で放送され、多くの視聴者に親しまれていました。

番組の概要

番組の歴史は、前番組『世の中ガブっと!』のコンセプトを引き継ぎつつ、エコロジー関連のテーマを頻繁に取り上げることからスタートしました。しかし、2011年の東日本大震災以降は、震災に関連したトピックが多く取り上げられるようになり、視聴者に重要な情報を届ける役割を果たしました。

最初は、4:3の標準画質で収録されていましたが、2010年9月26日からはハイビジョン映像に移行しました。また、2011年10月2日以降、終了時間が18:55に変更され、短い時間ながらも緊張感を持った内容が引き続き放送されました。

「トコトン ハテナ」は、東日本大震災の影響で東京電力の提供が一時停止となるなどの変化を経験しました。特に、震災関連のテーマにシフトする中で、視聴者に強い影響を与えたことが印象的です。2012年には、九州電力がスポンサーとしての提供を撤回し、最終回を迎えることとなりました。これにより、1989年から続くテレビ東京系列の電力会社筆頭提供番組の歴史に幕を閉じました。

出演者

この番組の司会は高橋英樹が務め、リポーターはクワバタオハラ（くわばたりえ、小原正子）などが曜日ごとに交代で出演しました。初期からレギュラーとして参与していたクワバタオハラは、2010年に出産を迎えたため一時的に降板しましたが、その後は復帰し、番組の最後までその姿を観ることができました。他にも江戸むらさきや浜口順子、ホリなどが参加し、番組を彩りました。

ナレーションは、まさきゆかが担当し、番組にさまざまな声の表情を添える役割を果たしました。また、これらの出演者が一体となり、視聴者への情報提供を通じて理解を深める手助けをしました。

制作スタッフ

番組制作はテレビ東京とCNインターボイスによるもので、監修には河野光雄が、各種技術には加藤洋祐（カメラ）や伊藤正雄（照明）らが参加しました。番組の成功には多くのスタッフの献身があったことがうかがえます。

ネットワークと終了

『トコトン ハテナ』は一部地域でネットを展開しましたが、2006年から2012年にかけて徐々に打ち切られる局が増え、最終的には多くの地域で放送が終了しました。特に、震災以降は放送枠が変更されることが多く、番組の存続に影響を与えました。

このように、『トコトン ハテナ』は教養番組としてエコロジーや社会問題をテーマにし、視聴者に重要なメッセージを伝える場としての役割を果たしました。最後の放送回をもって、長きにわたる放送の歴史に幕が下ろされ、視聴者の記憶に残る番組となりました。

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