トッド・ウッドブリッジ

トッド・ウッドブリッジのテニス経歴

概要

トッド・ウッドブリッジ（Todd Woodbridge）は、1971年4月2日にオーストラリア・シドニーで生まれた男子プロテニス選手です。彼の身長は177cm、体重は75kgで、右利きのプレーヤーです。フルネームはTodd Andrew Woodbridgeであり、彼はシングルスにおいて最高19位、ダブルスでは1位のランキングを記録しています。ATPツアーではシングルスで2回、ダブルスではなんと83回の優勝を果たしました。

ダブルスパートナー「ウッディーズ」

ウッドブリッジは、ダブルスにおいて特に名を馳せました。彼の相棒であるマーク・ウッドフォードと共に組むことで、「ウッディーズ」として知られるコンビとなり、テニス界での強力な存在感を示しました。1988年にプロとして活動を始めた彼は、初期の段階ではジェイソン・ストルテンバーグとペアを組んでいましたが、1991年からはウッドフォードとのコンビにシフトしました。

グランドスラムでの成功

1992年、ウッドフォードとのペアで全豪オープンの男子ダブルスに初優勝を果たすと、彼らはさらに1993年から1997年にかけてウィンブルドン男子ダブルスを5連続で制覇しました。この成功に伴って、彼らのペアは「ウッディーズ」と呼ばれるようになりました。特に、1996年のアトランタオリンピックでは金メダルを手にし、1995年と1996年には全米オープンを連覇するなど、数々の栄光を手にしました。

シングルスでのキャリア

一方で、ウッドブリッジのシングルスでのキャリアは、比較的成功が限られていました。1995年にはアメリカの大会で初優勝を果たし、1997年にはベスト4に進出するなどの成績を残しましたが、優勝回数は2回にとどまりました。シングルスでは準優勝が多く、彼の主な強みがダブルスにあったことが明らかです。

ウッディーズの成果と記録

ウッドブリッジとウッドフォードのペアは、男子ダブルス界において記録的な成果を収めています。彼らはグランドスラムダブルスにおいて通算16回の優勝を果たし（歴代2位タイ）、ペアとしては11回の優勝を記録しています。このコンビは、テニスにおける国別対抗戦であるデビスカップでも成功を収め、オーストラリアチームで最高のペアとして知られました。

後期のキャリア

2000年には、ウッドフォードとのペアが初めて全仏オープン男子ダブルスを制し、キャリア・グランドスラムを達成したウッドブリッジは、ウィンブルドンでも勝利を収めました。その後、ウッドフォードが引退すると、彼はスウェーデンのヨナス・ビョルクマンと組み2001年全豪オープンで再度の優勝を果たし、以降もウィンブルドンで3連覇を成し遂げました。

引退とその後

ウッドブリッジは、自身のキャリアを振り返りながら、34歳で現役を引退しました。2010年にはウッドフォードと共に国際テニス殿堂入りを果たし、その功績が称えられました。彼はダブルスの名手としての地位を確立し、テニス界において長く記憶される選手の一人です。彼の成功は将来の選手たちにとっても大きな目標となるでしょう。

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