トト&フレンズ

トト&フレンズ：魔法の果樹園での冒険

「トト&フレンズ」は、かつてユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ランド・オブ・オズ」エリアに存在した、ショー形式のアトラクションです。ここでは、ドロシーと愛犬トト、そしてカカシが、魔法の果樹園を舞台に繰り広げる、心温まる物語が展開されていました。

ストーリー

物語は、ドロシーたちがオズの魔法使いに会うため、エメラルドシティへと続くイエロー・ブリックロードを旅している場面から始まります。突然、トトが何かの物音に気づき、道から外れてしまいます。ドロシーとカカシはトトを追いかけるうちに、魔法の果樹園へと迷い込み、そこで新たな冒険と、たくさんの新しい友達との出会いを経験します。

魔法の果樹園には、人間のように話すフルーツツリーや、果樹園のオーナーが住んでいます。また、ニワトリ、アライグマ、ブタ、ネコ、スカンクなど、約20種類もの動物たちが暮らしており、彼らはただの動物ではなく、高度な訓練を受けたアニマルアクターなのです。ドロシーとカカシは、動物たちの素晴らしいパフォーマンスに目を奪われます。

果樹園のオーナーは、アニマルショーを披露し、手紙を運ぶ鳥や、縄跳びを飛ぶ犬など、様々なパフォーマンスで観客を魅了します。ショーの終盤には、ブタがトトを連れてきてくれ、ドロシーは無事にトトとの再会を果たします。

しかし、カカシが空腹のドロシーのために、フルーツツリーからこっそり果物を取ろうとした際、誤って大きな樽の中に落ちてしまうというハプニングが発生します。犬とフルーツツリーが協力してカカシを救出し、フルーツツリーはそのお詫びとして、ドロシーたちに果物をプレゼントします。ドロシー、カカシ、トトは果物を受け取り、再びエメラルドシティを目指して、イエロー・ブリックロードの旅を続けるのでした。

登場人物

ドロシー
カンザス州から竜巻に巻き込まれ、オズの国へやってきた少女。故郷へ帰るため、オズの魔法使いに会おうとイエロー・ブリックロードを旅しています。
カカシ
ドロシーがイエロー・ブリックロードで最初に出会った仲間。全身が藁でできており、脳みそがないことをカラスに馬鹿にされています。ドロシーに助けられた後、脳みそを授けてもらうため、彼女と共に旅をします。
フルーツツリー
魔法の果樹園に立つ、果実が実る木。当初はドロシーたちが果樹園に足を踏み入れたことを快く思っていませんでしたが、カカシが樽に落ちた一件をきっかけに、心境が変化します。関西弁混じりの話し方が特徴です。
果樹園のオーナー
ショー内で使用される名前はキャストによって異なり、時間を止める魔法や動物を操る能力を持っています。

「トト&フレンズ」は、可愛らしい動物たちのパフォーマンスと、ドロシーたちの心温まる交流を描いた、魅力的なアトラクションでした。

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