トニー・オリバー

トニー・オリバー

トニー・オリバー（Tony Oliver、1958年5月12日生まれ）は、プエルトリコ・サンフアン出身のアメリカ合衆国の声優、脚本家、プロデューサー、音響監督です。彼はTBエンターテイメントの社長兼CEOを務める一方で、エンターテインメント業界において様々な役割を担っています。彼の妻であるバーバラ・A・オリバーも脚本家として知られています。オリバーはアントニオ・オリバーやラファエル・オリバーという別名でも活動しています。

幼少期とキャリアの始まり

オリバーは、10歳のクリスマスに合唱を行ったことをきっかけにエンターテインメントの世界に興味を持ちました。17歳の頃にはテレビ番組『Sunday morning』に出演し、歌手としてデビューを果たしました。その後、彼はピアースカレッジを経て南カリフォルニア大学で舞台芸術を学び、役者として俳優活動を行いながら演技のスキルを磨きました。

声優としてのキャリア

トニーは低予算映画や舞台での活動を経て、英語版『シリウスの伝説』で主役のシリウスを務め、声優デビューを果たしました。そして、テレビアニメ『ロボテック』のリック・ハンター役が彼のテレビアニメデビュー作となります。以降、彼は子供向け番組や様々なアニメで声を提供するようになり、さまざまな作品での活躍が続きました。

1988年から1999年までサバン・エンターテイメントでストーリーエディター及びプロデューサーとしても活動し、『パワーレンジャー』や他の日本製アニメ作品の英語版制作にも関わりました。1999年にはTBエンターテイメント社を設立し、声優ワークショップの講師としても活躍しています。

受賞歴と主な作品

オリバーは業界で多くの栄誉を受けています。1991年にはペアレンツ・マガジン賞のプリスクールテレビ番組アニマティック脚色賞を受賞し、2007年にはアニメエキスポで功労賞を受け取りました。また、アメリカン・アニメ・アワードでも最優秀男優賞部門にノミネートされた実績があります。

彼の主な作品には、テレビアニメ『るろうに剣心』の虎丸や『Fate/stay night』のランサーなどがあります。さらに、映画『AKIRA』や『STAND BY ME ドラえもん』においても声を担当しました。

最新の活動

最近では、2021年から2022年にかけての『ルパン三世 PART6』シリーズのルパン三世役を引き続き務めており、長いキャリアの中でもその存在感を示し続けています。トニー・オリバーは、今もなお声優業界で多くのファンに愛される存在です。彼の活動は、エンターテインメント界における貴重な資産となるでしょう。

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