トニー・デフランセスコ

アンソニー・ジョン・デフランセスコは、1963年生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の元プロ野球選手であり、指導者としても実績を残しました。主に捕手としてプレーし、右投右打のプレースタイルでした。

現役時代

1984年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから9巡目指名を受けプロ入り。しかし、9年間マイナーリーグでプレーした後、メジャーリーグへの昇格は叶わず、1994年に現役を引退しました。

引退後

引退後、デフランセスコは指導者としての道を歩み始めます。1994年、引退したその年に、オークランド・アスレチックス傘下のルーキー級チームで監督に就任。その後、着実にキャリアを積み重ねていきました。

2003年には、パシフィックコーストリーグに所属するAAA級サクラメント・リバーキャッツの監督に昇格。初年度に92勝を記録し、その年のマイナーリーグ最優秀監督に選ばれるという快挙を達成しました。2007年までサクラメントの監督を務め、チームを強豪へと育て上げました。

2008年には、オークランド・アスレチックスの三塁コーチとしてメジャーリーグの現場を経験。2009年からは再びAAA級サクラメントの監督に復帰し、2010年まで指揮を執りました。

2011年からは、ヒューストン・アストロズ傘下のAAA級球団で監督を務めました。2012年には、ブラッド・ミルズ監督の解任を受けて、アストロズの監督代行に就任。シーズン終了までチームを率いました。2017年にも、一時的にメジャーリーグで三塁コーチを務めた時期があります。

2018年からは、ニューヨーク・メッツ傘下のAAA級球団で2年間監督を務め、若手選手の育成に尽力しました。

2020年シーズンには、ニューヨーク・メッツの一塁コーチに就任しましたが、1年限りで退任しました。

デフランセスコは、選手としてはメジャーリーグに到達できませんでしたが、指導者としては豊富な経験を持ち、多くのチームでその手腕を発揮しました。マイナーリーグでの実績は特に高く評価されており、育成手腕に定評があります。メジャーリーグの監督代行やコーチの経験も持ち、幅広い知識と経験を持つ指導者として知られています。

詳細情報
背番号
11（2008年、2012年、2020年）
* 37（2017年）

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