トニー・ワトソン

アンソニー・マイケル・ワトソン

アンソニー・マイケル・ワトソン（Anthony Michael Watson、1985年5月30日 - ）は、アメリカ合衆国アイオワ州出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、主にリリーフで活躍した。

プロ入り前

MLBドラフトで複数回指名を受けるも契約せず、ネブラスカ大学リンカーン校に進学。大学で実力を磨き、2007年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから9巡目で指名され、プロの道へ進んだ。

ピッツバーグ・パイレーツ時代

2011年にメジャーデビュー。当初は敗戦処理としての登板が多かったが、徐々にその実力を発揮し、パイレーツのブルペンに欠かせない存在となる。2012年にはチーム最多の68試合に登板。2013年には21年ぶりのプレーオフ進出に大きく貢献した。

2014年にはオールスターに初選出。ナショナルリーグ最多となる78試合に登板し、防御率1.63という驚異的な数字を記録した。2015年には、セットアッパーとしてリーグ3位の77試合に登板、41ホールドを挙げた。

2016年はクローザーとしても活躍したが、防御率はやや悪化した。

2017年はクローザーとして開幕するも安定感を欠き、シーズン途中にロサンゼルス・ドジャースへトレードとなった。

ロサンゼルス・ドジャース時代

ドジャースではセットアッパーとして、安定した投球を披露。チームの勝利に貢献した。

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代

2018年、サンフランシスコ・ジャイアンツと2年契約を結び、移籍。2020年までプレーした。

ロサンゼルス・エンゼルス時代

2021年、ロサンゼルス・エンゼルスと契約。

ジャイアンツ復帰と引退

シーズン途中に再びジャイアンツへ移籍。2022年4月18日に現役引退を表明した。

プレースタイル

多彩な球種と制球力を武器に、打者を打ち取る技巧派左腕。特に、パイレーツ時代には、試合終盤の重要な場面で数多く登板し、チームの勝利に大きく貢献した。

詳細情報

年度別投手成績

(省略)

年度別守備成績

(省略)

記録

オールスターゲーム選出：1回（2014年）
シーズンホールド数：41（MLB歴代1位タイ、2018年度シーズン終了時）

背番号

65（2011年）
44（2012年 - 2017年7月30日）
33（2017年8月1日 - 同年終了）
56（2018年 - 2020年、2021年8月2日 - 同年終了）
* 35（2021年 - 同年7月29日）

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