トバイアス・マイヤーズ

トバイアス・マイヤーズ：メジャーリーグ挑戦の軌跡

トバイアス・マイヤーズは、1998年8月5日、アメリカ合衆国フロリダ州ウィンターヘイブン生まれの右投右打の投手です。2016年、ボルチモア・オリオールズからMLBドラフト6巡目（全体181位）で指名を受け、プロ入り。契約金は22万5,000ドルでした。

当初はサウスフロリダ大学への進学を予定していましたが、プロの道を選びました。ルーキーリーグでのデビュー後、マイナーリーグでキャリアを積み重ねていきます。オリオールズ傘下では、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・オリオールズで3試合に先発登板し、防御率4.70、4奪三振という成績でした。

2017年には、A−級アバディーン・アイアンバーズでシーズンを開始。しかし同年7月31日、ティム・ベッカムとのトレードでタンパベイ・レイズへ移籍することとなります。レイズ傘下ではA−級ハドソンバレー・レネゲーズでプレーし、この年、2チーム合計で12試合に先発登板、4勝2敗、防御率3.54、73奪三振を記録しました。

その後もマイナーリーグで着実に経験を積み重ね、2018年にはA級ボーリンググリーン・ホットロッズで23試合（先発21試合）に登板し、10勝6敗、防御率3.71、101奪三振を記録。2019年にはA＋級シャーロット・ストーンクラブズで18試合（先発13試合）に登板し、8勝1敗、防御率2.31、59奪三振と好成績を残しました。2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり、公式戦出場はありませんでした。

2021年はAA級モンゴメリー・ビスケッツでシーズンを開始し、7月にAAA級ダーラム・ブルズへ昇格。2チーム合計で25試合（先発22試合）に登板し、8勝7敗、防御率3.90、146奪三振という成績でした。同年11月19日には、ジュニオール・カミネロとのトレードでクリーブランド・ガーディアンズへ移籍し、40人枠に登録されました。

しかし、ガーディアンズ傘下ではAAA級コロンバス・クリッパーズで14試合に登板したものの、1勝9敗、防御率6.00と苦戦し、7月1日にDFA（指名解雇）となりました。その後、金銭とのトレードでサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。AAA級サクラメント・リバーキャッツで2試合に登板した後、再びDFAとなりました。

2022年8月2日には、ウェイバー公示を経てシカゴ・ホワイトソックスへ移籍し、AAA級シャーロット・ナイツでプレー。9月19日に自由契約となりました。この年、3チーム合計で23試合（先発22試合）に登板しましたが、1勝15敗、防御率7.82と苦しいシーズンとなりました。

2022年11月22日、マイヤーズはミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結びました。2023年は傘下のAA級ビロクシ・シャッカーズとAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーし、29試合（先発26試合）に登板して10勝6敗、防御率4.93、175奪三振を記録しました。

そして2024年4月17日、念願のメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りを果たしました。しかし、翌日にオプションでマイナーへ降格。その後22日に再びメジャーへ昇格し、4月23日のピッツバーグ・パイレーツ戦でついにメジャーデビューを果たしました。背番号は36番です。多くの困難を経験しながらも、メジャーリーグという夢舞台にたどり着いたマイヤーズの今後の活躍に期待がかかります。

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