トビアス・リンデロート

トビアス・リンデロートは、1979年4月21日生まれのスウェーデン出身の元サッカー選手です。ポジションは守備的ミッドフィールダーで、豊富な運動量と献身的なプレーでチームを支えました。

生い立ちとクラブキャリア

トビアスは、1978年ワールドカップのスウェーデン代表メンバーであったアンデシュ・リンデロートの息子として、フランスのマルセイユで生まれました。父アンデシュがオリンピック・マルセイユに所属していたことが理由です。1996年に父が監督を務めていたIFエルフスボリでプロとしてのキャリアをスタートさせ、1999年には父と共にノルウェーのスタバエクIFへ移籍しました。

2001年1月には、イングランドのエヴァートンFCへ移籍。しかし、怪我の影響もあり、期待されたほどの活躍はできませんでした。2004年にはデンマークのFCコペンハーゲンへ移籍し、ここでキャリアを再開させます。コペンハーゲンではキャプテンとしてチームを牽引し、リーグ優勝2回（2005-06シーズン、2006-07シーズン）に大きく貢献。UEFAチャンピオンズリーグ2006-07では、予選ラウンドを突破し、グループリーグ進出を果たしました。

2007年6月12日、トルコのガラタサライと3年契約を結びましたが、慢性的な股関節の怪我に悩まされ、出場機会は限られました。2010年1月22日に契約を解除し、同年11月12日に現役引退を表明しました。引退後は、父のような指導者を目指しているようです。

代表キャリア

スウェーデン代表としては、1999年の南アフリカ戦でデビュー。長きに渡り守備的MFとして活躍しました。豊富な運動量を武器に中盤の攻守の要としてチームを支え、2002年と2006年のFIFAワールドカップ、UEFA EURO 2004に出場。その後は怪我に苦しみ、UEFA EURO 2008では代表メンバーに選出されたものの、出場機会はありませんでした。スウェーデン代表での通算成績は、国際Aマッチ76試合出場2得点です。

代表出場大会

2002 FIFAワールドカップ
2006 FIFAワールドカップ

記録

* 国際Aマッチ 76試合 2得点（1999年-2008年）

トビアス・リンデロートは、献身的なプレーと豊富な運動量でチームを支えた、スウェーデンを代表するミッドフィールダーでした。

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