トビー・ホール

トビー・ジェイソン・ホールは、1975年10月21日、ワシントン州タコマ出身の元プロ野球選手。ポジションは捕手で、右投右打。

2000年にタンパベイ・デビルレイズ(現:タンパベイ・レイズ)からメジャーデビューを果たしました。2001年には、オールスター・フューチャーズゲームインターナショナルリーグでMVPを獲得し、将来を嘱望される存在となりました。

2003年には130試合に出場し、12本塁打をマーク。2005年には自己最多となる135試合に出場するなど、正捕手としてチームを支えました。

2006年、マーク・ヘンドリクソン投手とのトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。当時、ドジャースではラッセル・マーティンが台頭しており、出場機会は限られましたが、打率.368、盗塁阻止率.357と高い数字を残し、存在感を示しました。

同年12月、シカゴ・ホワイトソックスと2年契約。A.J.ピアジンスキーのバックアップとして期待されましたが、2007年は38試合の出場にとどまりました。

2008年オフにFAとなると、2009年1月にヒューストン・アストロズとマイナー契約。しかし、肩の手術のため契約は無効となりました。

選手としての特徴

ホールは、キャッチャー以外にファースト、サードでのプレー経験もあります。スウィングは大きいものの、スピードがあり、三振が少ないのが特徴です。しかし、早打ちでボールを引っ掛けてしまう傾向もありました。

特筆すべきは、その強肩。送球がワンバウンドするまでの距離が長く、フットワークの向上も相まって、高い盗塁阻止率を誇りました。捕球技術も巧みで、守備範囲、動きともに優れていましたが、リード面には課題がありました。また、太りやすい体質のため、体重管理も重要な課題でした。

詳細情報

ポジション:捕手一塁手三塁手
投球・打席:右投右打

表彰

オールスター・フューチャーズゲームMVP:1回(2001年)

記録

オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2001年)

トビー・ホールは、その強肩と打撃でチームに貢献した捕手として、記憶されるでしょう。

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