トミスラヴ・シヴィッチ

トミスラヴ・シヴィッチ：セルビアとハンガリーの血を引くサッカー指導者

トミスラヴ・シヴィッチ（Tomislav Sivić）は、1966年8月29日生まれのセルビアとハンガリーの元サッカー選手、そして現在はサッカー指導者として活動しています。選手時代はミッドフィールダーとしてプレーしました。

クラブキャリア

シヴィッチは、名門レッドスター・ベオグラードでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後は、主に旧ユーゴスラビア国内の様々なクラブを渡り歩き、経験を積みました。晩年はハンガリーのケチケメートTEを経て、アイスランドやフェロー諸島といった北欧の国々でもプレーしました。特にフェロー諸島では、選手兼任監督としてピッチ内外でチームを支えました。

監督キャリア

シヴィッチの監督としてのキャリアは、選手兼任監督を務めたフェロー諸島で始まりました。その後、セルビア・モンテネグロの年代別代表監督を歴任し、若手育成に尽力しました。2006年にはウガンダ代表監督就任のオファーを受けましたが、これを固辞しています。

2007年には、ハンガリーのケチケメートTEの監督に就任し、チームをネムゼティ・バイノクシャーグI（ハンガリー1部リーグ）に昇格させるという大きな功績を残しました。2008年には、指導者としてのスキルアップのためにオランダに留学し、FCトゥウェンテ、フェイエノールト、PSVアイントホーフェン、アヤックス・アムステルダムといった名門クラブの施設やメソッドを学びました。しかし、2009年10月21日には、チームの成績不振を理由にケチケメートTEの監督を辞任しました。

2010年2月には、セルビアU-19代表監督に就任し、再び若手育成の現場に身を置きました。その後、再びケチケメートTEの監督に復帰し、2011年にはマジャル・クパ（ハンガリーカップ）で優勝を果たしました。2012年8月にはパクシュSEの監督に就任。2015年4月28日にはディオーシュジュールVTKの監督に就任、そして2016年12月27日にはメゼーケヴェシュド・ジョーリSEの監督に就任しています。

人物

シヴィッチは、ブニェヴァツ人の父親とマジャル人の母親の間に生まれました。母親の血筋から、2012年10月にはハンガリーに帰化しています。

外部リンク

トミスラヴ・シヴィッチ - TheFinalBall.com
トミスラヴ・シヴィッチの監督成績 - thefinalball.com
* トミスラヴ・シヴィッチ - transfermarkt（監督）

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