トム・マーフィー (捕手)

トーマス・ジェームズ・マーフィー・ジュニア

トーマス・ジェームズ・マーフィー・ジュニアは、1991年4月3日生まれのアメリカ合衆国出身のプロ野球選手で、現在はMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属する捕手です。彼は右投げ右打ちの選手であり、故郷はニューヨーク州オスウェゴ郡ウェストモンローです。マーフィーは、家族全員がニューヨーク・ヤンキースの熱烈なファンで育った影響もあり、野球への情熱を早くから抱くようになりました。

プロ入り前

少年時代の影響を受けつつ、マーフィーは野球に対する情熱を育んでいきました。将来の選手生活を見据え、彼はプロを目指すための努力を重ねていました。

プロ入りとロッキーズ時代

マーフィーは2012年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズから3巡目（全体105位）で指名され、プロ入りを果たしました。プロデビューは傘下のA-級トリシティ・ダストデビルズで、55試合に出場し、打率.288、6本塁打、38打点、1盗塁という成績を残しました。

2013年シーズンでは、A級アッシュビル・ツーリスツとAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、2球団で合計100試合出場、打率.289、22本塁打、83打点、4盗塁という成績を記録しました。

2014年シーズンはAA級タルサで27試合出場し、打率.213、5本塁打、15打点の成績を残しましたが、2015年にはさらに成長を遂げました。その年の7月にはパンアメリカン競技大会のアメリカ合衆国代表に選ばれ、この大会後にAAA級アルバカーキ・アイソトープスに昇格しました。

9月11日にはメジャー契約を結び、翌日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。メジャーでの初年度は11試合に出場し、打率.257、3本塁打、9打点を記録。その内の3本塁打は、出場4試合目から3試合連続で放ったものでした。

2016年シーズンはAAA級アルバカーキでプレーし、9月2日にメジャー昇格しました。その年は21試合に出場し、打率.273、5本塁打、13打点をマークしましたが、2017年には12試合の出場にとどまり、打率.042と苦しむことになります。

2018年は37試合に出場し、打率.226、2本塁打、11打点を記録しました。

マリナーズ時代

2019年3月にウェイバー公示によりサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍しましたが、すぐにDFAとなり、3月29日にマリナーズへトレードされました。この年は75試合に出場し、打率.273、18本塁打、40打点の成績を収めました。

2020年は開幕前の紅白戦での怪我や肩の手術の影響で全休しましたが、2021年には97試合に出場し、打率.202、11本塁打、34打点という成績を記録しました。2022年には14試合出場し、打率.303、1本塁打、1打点を記録しましたが、5月7日以降は右肩の痛みにより欠場。

2023年には47試合に出場し、打率.290、8本塁打、17打点を記録。オフシーズンの11月3日にはフリーエージェントになりました。

ジャイアンツ時代

2023年12月23日には、サンフランシスコ・ジャイアンツと2年総額825万ドルの契約を締結。今後の活躍が非常に期待されます。

背番号と代表歴

彼の背番号は、2015年時は30、さらに2016年から2018年は23、2019年と2021年から2023年には2を着用しており、代表歴としては2015年のパンアメリカン競技大会でアメリカ合衆国代表に選出されました。今後のキャリアにおいても更なる成長が期待される選手です。

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