トヨタアセットマネジメント

トヨタアセットマネジメント株式会社について

トヨタアセットマネジメント株式会社は、かつて東京都港区に本社を置いていた投資顧問会社です。トヨタ自動車の金融関連事業を担うトヨタファイナンシャルサービスと、あいおいニッセイ同和損害保険が共同で出資する合弁会社として設立されました。

設立と背景

1990年2月、千代田火災海上保険（現あいおいニッセイ同和損害保険）などの出資により、千代田火災投資顧問株式会社として設立されました。その後、1999年9月には千代田火災アセットマネジメント株式会社に商号を変更し、2000年6月にトヨタ自動車からの増資を受けて、現在のトヨタアセットマネジメント株式会社となりました。

事業内容

トヨタアセットマネジメントは、主に投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業を手掛けていました。2007年9月には、これらの事業を行う金融商品取引業者として登録されています。

経営統合と解散

2012年10月、三井住友アセットマネジメント（現・三井住友DSアセットマネジメント）との経営統合が発表されました。これに伴い、トヨタファイナンシャルサービスが保有していた全株式が三井住友海上火災保険に譲渡され、トヨタグループは資産運用事業から撤退しました。

2013年4月には、三井住友アセットマネジメントがトヨタアセットマネジメントの全株式を取得し完全子会社化。同時に、トヨタアセットマネジメントは三井住友アセットマネジメントに吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

沿革詳細

1990年（平成2年）2月：千代田火災投資顧問株式会社として設立
1999年（平成11年）9月：千代田火災アセットマネジメント株式会社に商号変更
2000年（平成12年）2月：名古屋支店を開設
2000年（平成12年）6月：トヨタ自動車株式会社からの増資を受け、トヨタアセットマネジメント株式会社に商号を変更
2007年（平成19年）9月：金融商品取引業者として登録
2012年（平成24年）10月：三井住友アセットマネジメントとの経営統合を発表、トヨタファイナンシャルサービス保有の全株式を三井住友海上火災保険へ譲渡
2013年（平成25年）4月：三井住友アセットマネジメントが全株式を取得し完全子会社化、同時に吸収合併により解散

事業所

本社：東京都港区
名古屋支店：名古屋市西区

関連企業

トヨタグループ
トヨタ自動車
あいおいニッセイ同和損害保険
三井住友海上火災保険
トヨタファイナンシャルサービス
* 三井住友DSアセットマネジメント


トヨタアセットマネジメントは、短期間ではありましたが、日本の資産運用業界において一定の役割を果たしました。その歴史は、日本の金融業界の変遷を映し出す鏡とも言えるでしょう。

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