トレイ・ターナー

トレイ・バンス・ターナーのプロフィール

トレイ・バンス・ターナー、通称トリプルTは1993年6月30日、フロリダ州パームビーチ郡レイクワースに生まれた、MLBフィラデルフィア・フィリーズに所属するプロ野球選手です。内野手としてのポジションを主に務める彼は、右投げ右打ちの選手であり、MLBの歴史上、3度のサイクル安打を達成したことで特に注目を集めています。

経歴

プロ入り前

2011年、ターナーはMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから指名されましたが、大学での経験を選び、ノースカロライナ州立大学へ進学しました。大学時代には、カルロス・ロドンとチームメイトとして共にプレーし、2013年には日米大学野球選手権大会のメンバーとして日本にも来訪しています。

プロ入りとパドレス傘下時代

2014年、MLBの一巡目でサンディエゴ・パドレスに指名され、その後各地のマイナーリーグで実績を残しました。この年、A級フォートウェイン・ティンキャップスで69試合に出場し、打率.323、5本塁打、24打点、23盗塁を記録。12月にはワシントン・ナショナルズへの移籍が決まりました。

ナショナルズ時代

ナショナルズでは2015年にメジャーデビューを果たし、その後も順調に成績を残しました。特に2016年には73試合で打率.342、13本塁打を記録し、新人王投票でも高い評価を得ます。2017年には初のサイクル安打を達成し、2018年には全162試合に出場しながら、打率.271、19本塁打を記録しました。さらに43盗塁でリーグの盗塁王にも輝き、注目を集めました。

ドジャース時代

2021年にロサンゼルス・ドジャースに移籍し、ポジションは二塁手に。148試合出場で打率.328を記録し、2度目の最多盗塁、さらには首位打者も獲得しました。2022年には正遊撃手に復帰し、再びオールスターゲームに選出。シーズンを通じての活躍で、自己新記録の1000本安打を達成します。

フィリーズ時代

2022年のオフ、フィラデルフィア・フィリーズと3億ドルに及ぶ契約を結び、東海岸のチームでプレーすることが決定しました。2023年は前半こそ振るわなかったものの、後半戦には打率.292に回復し、30盗塁を記録してシーズンスタッツを上げました。特に盗塁に関しては盗塁死ゼロのままの成績を残し、名実ともに優れた選手としての地位を確立しています。

代表経歴

ターナーは2023年のワールド・ベースボール・クラシックにアメリカ代表として参加し、重要な試合で決定的な本塁打を放つなど活躍し、オールWBCチームにも名を連ねました。

選手の特徴

彼はMLBでも屈指の俊足選手であり、最速36.5 km/hを記録したこともあります。打撃面でも秀でており、首位打者を目指す意欲を公言していました。2021年にはその夢を実現し、以後さらなる飛躍が期待されています。

私生活

ターナーは大学時代に出会った体操選手のクリステン・ハラベディアンと結婚しています。趣味として日本食の寿司が好きなことも、自身の日本でのプレー経験から来ているかもしれません。彼のキャリアは素晴らしい成績と共に、私生活でも充実したものであるようです。彼の今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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