トロマ・エンターテインメント

トロマ・エンターテインメントは、1974年にロイド・カウフマンとマイケル・ハーツによって設立されたアメリカの映画製作会社です。イェール大学出身のロイド・カウフマンは、1971年から映画製作に携わっており、マイケル・ハーツと共にトロマ社を設立しました。

トロマ社は、設立当初から低予算のインディペンデント映画の製作に特化しており、いわゆるB級[[映画]]を専門に制作・配給しています。その作品の多くは、ホラー[[映画]]やコメディ[[映画]]といったジャンルに分類されますが、内容的には、度を越した荒唐無稽な設定や、おふざけの要素が強く、独特の作風が特徴です。

日本では、劇場未公開作品であっても、一部の熱狂的なファンに支持されており、ビデオ化されることも多くあります。また、タレントの関根勤がトロマ作品のファンとして知られており、自身も『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』に特別出演しています。

トロマ作品は、その過激な描写や、低予算ゆえのチープな演出から、カルト[[映画]]として取り上げられることもあります。しかし、その一方で、あまりのくだらなさから「おバカ映画」や「Z級映画」とも呼ばれており、作品の馬鹿馬鹿しさを楽しむことが、鑑賞する上での重要な要素となります。そのため、トロマ作品を鑑賞する際には、寛容な心構えが必要とされています。

代表的な作品としては、以下のシリーズが挙げられます。

毒々モンスターシリーズ
悪魔の毒々モンスター（1984年）
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く（1989年）
悪魔の毒々モンスター3 毒々最後の誘惑（1989年）
悪魔の毒々モンスター 毒々あにめいしょん!（1991年-1992年）
悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル（2000年）
毒々ハイスクールシリーズ
悪魔の毒々ハイスクール（1986年）
悪魔の毒々ハイスクール2/ヒューマノイド・パニック（1991年）
悪魔の毒々ハイスクール3/ダブル・ヒューマノイド（1994年）
リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.1（2013年）
リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.2（2014年）
Witchcraftシリーズ
デビル・バウンド/悪魔の受胎（1988年）
悪魔の愛液/デビル・バウンドII（1989年）
Witchcraft III: The Kiss of Death（1991年）
Witchcraft 4: The Virgin Heart（1992年）
Witchcraft V: Dance with the Devil（1993年）
Witchcraft VI: The Devil's Mistress（1994年）
Witchcraft VII: Judgment Hour（1995年）
Witchcraft VIII: Salem's Ghost（1996年）
Witchcraft IX: Bitter Flesh（1997年）
Witchcraft X：Mistress of the Craft（1998年）
Witchcraft XI：Sisters in Blood（2000年）
Witchcraft XII: In the Lair of the Serpent（2002年）
Witchcraft XIII：Blood of the Chosen（2008年）
Witchcraft XIV：Angel of Death（2016年）
Witchcraft XV：Blood Rose（2016年）
Witchcraft XVI：Hollywood Coven（2016年）

その他の作品としては、

VHS Massacre Too（2020年）
* #シェイクスピア シットストーム #ShakespearesShitstorm（2020年）

などがあります。

トロマ作品は、その独特な世界観と、過激でユーモラスな描写が特徴です。万人受けする作品ではありませんが、熱狂的なファンを惹きつけ、カルト的な人気を誇っています。

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