トンデモワンダーズ

トンデモワンダーズ

『トンデモワンダーズ』は、sasakure.UKが手掛けた楽曲であり、人気ゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に登場するユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」のために書き下ろされました。この楽曲は、ゲーム内イベントとの連動や、様々なバージョン展開によって、幅広い層に支持されています。

ゲーム内での展開

2021年6月18日、『トンデモワンダーズ』はゲーム内のユニット楽曲として実装されました。同時に開催されたイベント「ワンダーマジカルショウタイム!」も盛り上がりを見せました。同年6月30日には、初音ミクとKAITOが歌うバーチャルシンガーver.が追加され、同年10月には、各メンバーによるソロバージョン（アナザーボーカルver.）も登場し、話題を呼びました。楽曲の難易度は高く、MASTERはLv.32と、ゲーム内でも最難関クラスに位置づけられています。

楽曲とミュージックビデオ

楽曲のミュージックビデオは、sasakure.UKの公式チャンネルで公開されています。退廃的な世界観を舞台にしながらも、底抜けにポップなサウンドが特徴で、聴く人を惹きつけます。ピクセルアーティストAPO+によるドットアニメーションも、楽曲の魅力を引き立てています。KAI-YOU.netのヒガキユウカは、この楽曲を「sasakure.UKの真骨頂」と評しています。INIの池﨑理人も、ラジオ番組でこの曲を「アイドルっぽい」と評し、お気に入りの一曲として紹介しました。

社会現象と反響

『トンデモワンダーズ』は、公開後すぐに人気を集め、ニコニコ動画ではミリオン再生を達成。YouTubeでは2022年7月時点で1350万回再生を突破しました。特にSNSでの拡散が凄まじく、TikTokではワンダーランズ×ショウタイムの音源を使った「踊ってみた」動画が多数投稿され、大きな話題となりました。2021年10月のBILLBOARD JAPANの記事では、TikTok上でミーム化している状況が指摘されています。プロセカのプロデューサーである近藤裕一郎は、TikTokでこの曲を知り、ゲームに興味を持つ若い世代が増えていると述べています。

カバーと収録

多くのインフルエンサーが『トンデモワンダーズ』をカバーしており、あかせあかり、フレン・E・ルスタリオ、莉犬、うらたぬき、尾丸ポルカ、相羽ういは、長尾景などがその例として挙げられます。楽曲はシングルやアルバムにも収録されており、2023年2月15日にはワンダーランズ×ショウタイムとKAITOによるシングルが、2023年7月8日にはsasakure.UKのアルバム『未来イヴ』がリリースされました。また、ピアノ譜も販売されており、様々な形で楽曲を楽しむことができます。

ライブ・公演での使用

『トンデモワンダーズ』は、数多くのライブやイベントで使用されています。「MIKU LAND 2021 ～SUMMER VACATION～」や「ダンマスワールド3」、「Project SEKAI セカイシンフォニー」などのイベントで披露され、多くのファンを魅了しました。また、「VTuber Fes Japan 2022」や「hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad」といったVTuber関連のイベントでも使用され、その人気を証明しています。

大会・イベント内企画での使用

楽曲は、「プロジェクトセカイ スペシャルチームマッチ2021」や「プロジェクトセカイ Championship」などのゲーム内イベントでも使用されています。特に、「プロジェクトセカイ Championship 2022 Spring powered by ヴァイスシュヴァルツ」の決勝戦では、重要な場面で使用され、大会を盛り上げました。


『トンデモワンダーズ』は、音楽ゲームの枠を超え、社会現象を巻き起こした楽曲として、今後も多くの人に愛され続けるでしょう。

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