トータルテンボス

概要

トータルテンボスは、吉本興業に属する日本のお笑いコンビで、1997年4月に結成されました。メンバーはツッコミ担当の藤田憲右さん（1975年生まれ）と、ボケとネタ作りを担当する大村朋宏さん（同じく1975年生まれ）です。このコンビの名前は、藤田が観た映画『トータル・リコール』と、大村が提案していたテーマパーク「ハウステンボス」の二つを合わせたもので、愛称は「トータル」か「トーテン」と呼ばれています。

当初はコントを中心に活動していたトータルテンボスですが、徐々に漫才を取り入れるようになり、いくつかの人気賞レースにも参加しています。特に2007年の『M-1グランプリ』では準優勝という素晴らしい成績を収めました。

キャリアの始まり

二人は大学時代に知り合い、同級生だったため、藤田が大村を芸人として誘ったことが結成のきっかけとなりました。その後NSCの東京校でコンビとしての基盤を築いていきました。経歴としては、漫才だけでなく、音楽活動にも触れており、2007年2月まで『Sausage Butterfly Pasta Festa』というバンドに所属し、音楽活動を行っていました。このバンドは、藤田と大村を含む他のメンバーと共に音楽活動を展開していました。

芸風とスタイル

トータルテンボスは、主に漫才を基にしたパフォーマンスを行い、様々なスタイルで観客を楽しませています。彼らの漫才の特徴は、大村のボケと藤田のツッコミの絶妙なバランスです。漫才の中で使用される言葉は時に若者言葉が多く含まれており、「渋谷系漫才」とも評されています。
最近では、系列のYouTubeチャンネルを通じていたずら動画を積極的に配信しており、これが新たなファン層の拡大にも繋がっています。

大会での実績

トータルテンボスは『M-1グランプリ』には2001年から参加し、3回も決勝戦に進出しています。また、「爆笑オンエアバトル」でも2002年から2010年にかけて長期間にわたり活躍を見せ、特に2007年のチャンピオン大会では第10代チャンピオンに輝くなど、数々の記録を打ち立てました。彼らの漫才は、観客の支持を受けるための努力の賜物であり、大村は大会出場中に常に観客の反応を気にかけ取り組んでいました。

これからの展望

2023年から始まった『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』では、残念ながら一度もノックアウトステージに進むことができなかったトータルテンボスですが、今後も独自のスタイルでファンを楽しませることを目指していくことと思われます。芸人としての幅広い活動を続け、今後さらに多くの人々に笑顔を届ける存在であり続けることでしょう。

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