トーマス・エドガー (バレーボール)

トーマス・エドガーのプロフィール

トーマス・エドガー（Thomas Edgar）は、1989年6月21日にオーストラリアのバンダバーグで生まれたバレーボール選手です。彼はオーストラリア代表として著名な実績を多く持ち、バレーボールの現場でその存在感を示しています。

来歴

エドガーは2004年に地元の高校でバレーボールを始め、その後クイーンズランド州や全国大会に出場することになります。バレーボールの技術を向上させるため、オーストラリア国立スポーツ研究所の招待を受け、キャンベラの高校に転校し、フルタイムのトレーニングに取り組みました。

2008年、エドガーはスウェーデンのクラブチームに移籍し、ここから彼のプロ選手としてのキャリアが本格的にスタートします。その年、国内選手権での優勝に寄与し、初めてオーストラリアナショナルチームに選出されました。2010年には、イタリアで開催された世界選手権にも出場し、国際的な舞台での経験を積み上げていきました。

2010年から2011年にはポーランドのトレフル・グダニスクに所属し、その後2011年からはイタリアのクラブに転籍しました。オリンピックの世界最終予選ではエースとして活躍し、2012年ロンドンオリンピック本戦でも強豪ポーランドに対して勝利を収めるなど、国際大会での存在感も増していきました。

2015年より、オーストラリア代表の主将としてチームを牽引しました。2017年には日本のV・プレミアリーグに移籍し、JTサンダーズ（現・JTサンダーズ広島）として活躍。このシーズンでは得点王とベスト6を受賞し、その後もチームの成功に大きく貢献しました。2018-19シーズンには準優勝に導き、自身も敢闘賞を受賞しました。

2019年、エドガーはアジア選手権でオーストラリア代表チームを準優勝に導きながら、MVPに選ばれるという栄誉も得ました。2022年5月にはJTサンダーズを退団し、これまでのキャリアを新たな段階に進めるための準備を始めました。

人物

エドガーは、JTサンダーズ広島での5季を通じて、特に若手選手への配慮が際立つ選手としても知られています。彼は新人セッターの金子聖輝の自主練習にも自ら積極的に付き合い、チームメイトの成長を促す姿勢を見せていました。

主要な成績

• - オーストラリア代表: 2012年オリンピック、2010年・2014年世界選手権、2015年ワールドカップ、2019年アジア選手権準優勝など
• - 受賞歴: 2017年アルゼンチンリーグMVP、2018年V・プレミアリーグ得点王、2019年アジア選手権MVPなど

所属クラブ

エドガーは長年のキャリアでいくつかのクラブに所属しています。主なクラブには、Linkoping VC（2008-2010年）、トレフル・グダニスク（2010-2011年）、JTサンダーズ広島（2017-2022年）、さらに2022年から2023年にはガラタサライSK、2023年からはアル・アインに所属しています。彼の活躍は、どのチームにおいても見逃せないものであり、今後のキャリアにも期待が寄せられています。

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