ドウグラス・ヒカルド・グローリ

ドウグラス・グローリ：ブラジルから福岡へ、堅守と勝利を掴むストッパー

ドウグラス・グローリ（Douglas Ricardo Grolli）は、1989年10月5日、ブラジルのサンタカタリーナ州に生まれたプロサッカー選手です。主にセンターバックとして活躍し、アビスパ福岡への移籍後、その卓越した守備力でチームに貢献しています。

ブラジルでのキャリア：数々のクラブを渡り歩く経験

グローリのキャリアは、アソシアソン・シャペコエンセ・ジ・フチボウの下部組織から始まりました。トップチーム昇格後も、レギュラーポジション獲得までは時間を要しました。しかし、2011年にはカンピオナート・カタリネンセで優勝を経験し、才能を開花させ始めます。

その後、グレミオFBPAなど、ブラジル国内の強豪クラブを渡り歩きます。しかし、これらのクラブではレギュラーポジションを掴むことができず、期限付き移籍を繰り返すことになります。ADサンカエターノ、ロンドリーナEC、そして古巣シャペコエンセと、複数のクラブでプレー経験を積み重ね、それぞれのクラブで貴重な経験を吸収しました。

2015年にはクルゼイロECへ移籍しますが、ここでもレギュラーの座を掴むことができず、AAポンチ・プレッタ、再びシャペコエンセへの期限付き移籍を経験します。シャペコエンセでは、スルガ銀行チャンピオンシップ2017に主将として出場するなど、チームの中心選手として活躍しました。

2018年にはECバイーアへ移籍し、活躍の場を移します。さらに2019年にはポルトガルのCSマリティモへ挑戦しますが、2020年にはマリティモとの契約を解消し、新たな挑戦の場を求めて日本へと渡ります。

アビスパ福岡での活躍：Jリーグでの成功

2020年2月、グローリはJ2リーグのアビスパ福岡への加入が発表されました。日本での挑戦は順調で、チームに欠かせない存在として活躍します。

2021年には、湘南ベルマーレ戦でJ1初得点を記録。さらに2023年には、再び湘南ベルマーレ戦で決勝ゴールを決めるなど、重要な局面で結果を残し、チームの勝利に大きく貢献しました。

アビスパ福岡では、2023年のJリーグカップ優勝にも貢献。日本での活躍は、グローリのキャリアに新たな輝きを与えました。

数々のタイトル獲得

グローリは、長年に渡るキャリアの中で、数々のタイトルを獲得してきました。シャペコエンセではカンピオナート・カタリネンセで2度の優勝を経験、ロンドリーナではカンピオナート・パラナエンセ、バイーアではカンピオナート・バイアーノと、ブラジル国内の様々なタイトルを獲得しています。そして、アビスパ福岡ではJリーグカップ優勝を経験しました。

まとめ

ドウグラス・グローリは、ブラジルでの豊富な経験と才能、そして日本での成功を融合させた、卓越したセンターバックです。堅実な守備と、時に見せる決定的な攻撃参加で、チームに貢献し続けています。今後の活躍からも目が離せません。

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