ドキドキ世界大冒険

ドキドキ世界大冒険

『ドキドキ世界大冒険』は、1999年4月17日から同年9月18日までの期間、テレビ朝日系列のフルネット局にてオンエアされた紀行エンターテインメント番組です。毎週土曜日の夜7時から8時まで、およそ半年間にわたって放送されました（一部系列局を除く）。

番組概要

この番組は、司会にタレントの久本雅美さんと俳優の高嶋政伸さんを迎え、レギュラーコメンテーターとして寿美花代さんが出演していました。番組の核となる企画は、様々な「謎」や「不思議」が残るとされる世界各地の場所へとリポーターが実際に赴き、その真相や背景を探求するというもの。現地取材の様子を通じて、視聴者を未知の世界へと誘いました。

出演者とリポーター

メインの進行役を務めたのは、親しみやすいキャラクターで知られる久本雅美さんと、落ち着いた語り口の高嶋政伸さんでした。スタジオでは、コメンテーターの寿美花代さんがVTRの内容についてコメントを加え、番組に彩りを与えていました。また、世界各地への探訪を担ったリポーター陣は多岐にわたり、著名な芸能人のみならず、一般の女性も積極的に起用されていました。彼らが危険や困難を乗り越えながら、異文化や自然の神秘に触れる姿は、視聴者に驚きと感動をもたらしました。

番組内容

番組で取り上げられるテーマは、古代遺跡の謎、失われた文明の痕跡、珍しい動植物、未確認現象など、世界中に散りばめられた興味深い事柄でした。リポーターはそれぞれのテーマに沿って、該当する国や地域を訪れ、専門家へのインタビュー、現地の人々との交流、困難な道のりの踏破などを通じて、謎の核心に迫ろうと試みました。単なる旅行記にとどまらず、ドキュメンタリータッチで探求の過程を描くことで、視聴者の知的好奇心を刺激する内容となっていました。

放送体制

『ドキドキ世界大冒険』はテレビ朝日の制作により、主に同系列のフルネット局で放送されていました。基本となる放送時間は毎週土曜日の午後7時から8時までの1時間枠でしたが、系列局である朝日放送（大阪）においては、番組編成上の都合によりこの時間帯での同時ネットは行われず、遅れて放送される形が取られていました。

制作スタッフ

番組制作には多くのスタッフが携わっており、主要なメンバーとして、編集・MAはビームテレビセンターが担当し、柴崎弘氏や石沢英雄氏が名を連ねていました。音響効果はスカイウォーカーの橅木正志氏が手掛け、番組の世界観を音で表現しました。また、番組全体のディレクションを統括するチーフディレクターは、イースト所属の西滝順二氏が務めるなど、テレビ朝日と制作会社のイーストが協力して番組を作り上げていました。

テーマ曲

番組のエンディングを飾ったテーマ曲は、L'luviaが歌う「So Far Away」でした。

備考

北海道テレビ放送（HTB）の番組審議会において、この番組が議題として取り上げられたことが記録されており、1999年5月27日開催の審議会だよりにその内容が掲載されています（インターネット・アーカイブにて保存データを確認可能）。これは、番組が放送局側でも関心を持って評価されていたことを示唆しています。

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