ドクター・キャピタル

ドクター・キャピタル（Dr. Capital、本名：ジョナサン "Capital" パターソン）は、アメリカ出身のシンガーソングライター、ギタリスト、音楽教育者であり、YouTuber、著作者としても知られています。

概要

アメリカ出身で大阪在住のギタリスト、シンガーソングライター。音楽博士号を持ち、南カリフォルニア大学、北テキサス大学、MI Hollywoodなど名門の教壇に立つプロフェッサーでもあります。オリジナルアーティストとして音楽活動を継続する傍ら、J-POP、洋楽、ブラジル音楽のヒット曲の解説とカバーをYouTubeで配信し、人気を集めています。

最新曲「Jumping John」をリリース。過去には「School Bus」、「You Are Love」、「Floats on Flat Tires」などのソロ作品を発表しています。テレビ出演も多数あり、「世界一受けたい授業」「ミュージック・ステーション」「関ジャム 完全燃SHOW」「YOUは何しに日本へ?」「NHKもっと四国音楽祭」などに出演しています。

近年は、絢香や中孝介、Maia Hirasawaのサポートを務めるほか、佐藤竹善、友近、STU48、島津亜矢、三山ひろし、鈴木雅之、中山美穂、古川昌義、塩谷哲、サラ・オレインなど、数多くのアーティストとライブで共演しています。アンジェラ・アキとの共作「赤いライフジャケット」もリリース。NHK四国のキャンペーンテーマソング「ふるさとの色」の編曲、演奏も手掛けました。

以前は、エレクトロニカ・ギタリスト"Capital"としてShing02 Terracotta Troupeのメンバーとして活動。ケン・イシイ、DJ Nozawa、DJ Akakabe、DJ $hin、Del Tha Funkee Homosapien、Cosinerのレコーディングにも参加。自身が率いるブラジル音楽バンドBossa Zuzuでは、weather reportのメンバー、Peter Erskineのプロデュースにより2枚のアルバムをリリースしています。

YouTubeでは、日本の名曲のコード進行などを解説する“J-POPカバー講座”を配信し、好評を博しています。この講座は、自身のライブでも定番のコーナーとなっています。

人物・来歴

1974年、アメリカのオレゴン州ポートランドで生まれました。幼少期からギターを始め、10歳の時にロサンゼルス・フィルハーモニックの演奏に感動したこと、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスが〈ジョニー・B・グッド〉を演奏するシーンに衝撃を受けたことが、音楽に深く傾倒するきっかけになったと語っています。

13歳からクラシックギターを習い始め、実家で留学生のホームステイを受け入れていたことがきっかけでJ-POPに出会います。高校、大学で日本語を学び、1996年には早稲田大学国際部に留学。日本の文学、美術、音楽に触れ、J-POPへの造詣を深めました。

1997年に南カリフォルニア大学を卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で大学院に進学。日本人ヒップホップMCのShing02と出会い、ギタリスト兼レコーディングエンジニアとしてShing02の音楽制作に参加。日本全国ツアーやFUJI ROCK FESTIVALにも参加しました。

1999年、バークレーでJ-POPの専門家として民族音楽学の修士号を取得。その後、ブラジル音楽を愛するドラマーとの出会いをきっかけに、ボサノヴァを演奏するようになります。

1997年から2004年頃までサンフランシスコ周辺に住み、ロックバンドでも活動。2011年には南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校で音楽博士号を取得しました。専門は、ギター演奏、音楽教育、レコーディング、ジャズ研究です。

2014年から2018年まで南カリフォルニア大学で教鞭を執り、その後は北テキサス大学でポピュラー音楽、商業音楽の助教授を務めました。

音楽活動

Dr.Capital名義でのソロ活動に加え、capital名義でのエレクトロニカ作品、Bossa Zuzuでのブラジル音楽演奏など、幅広いジャンルで才能を発揮しています。他のアーティストへの楽曲提供や、編曲家としても活躍しています。

J-POPカバー講座

YouTubeで配信している“J-POPカバー講座”では、誰もが知る日本の名曲を取り上げ、コード進行や楽曲の構成を分かりやすく解説しています。音楽理論に基づいた分析は、多くの音楽ファンから支持を集めています。

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