ドソン

ドソン（Dozón）

ドソンは、スペインのガリシア州、ポンテベドラ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・デサに属しています。

地理

ドソンはポンテベドラ県の北東部に位置し、コマルカ・デ・デサに属しています。北から西にかけてはラリン、東はロデイロ、南はピニョールとオ・イリーショ（両自治体ともオウレンセ県）と隣接しています。面積は75km²で、コマルカ内で最も小さい自治体です。ドソンは8つの教区に分かれており、中心地区はオ・カストロ・デ・ドソンです。

デサ川によって形成された谷の高地に位置し、平均高度は700mです。地形は波打つような谷の連続で、最高地点はロチャ山の770mです。ドソンはラリン司法管轄区に属します。

人口

2012年のガリシア統計局によると、人口は1,328人（2009年：1,827人）です。住民は8つの教区の55の地区（集落）に居住しています。ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は98.86%（2001年）と、ガリシア語が広く使われています。

歴史

ドソンについての最も古い記録は、832年にDezónという名称で言及されたものです。この地名は13世紀まで使われていました。現行の地名Dozónが初めて記録されたのは1226年のことで、ゴンサーロ・ロドリゲスがドソンの助祭長として署名しています。

10世紀には、サンチョ1世とその王妃によって、さまざまな特権を有するレアル・コウト・デ・ドソン（王直轄領）となりました。この直轄領の起源は、最初サン・ペドロ・デ・ドソン修道院の女修道院長の所領でしたが、その後オセイラ修道院の修道院長の所領となりました。そのため、壁面に当時の紋章が残されている建物が現在も見られます。

史跡

ドソンには、豊かな歴史を物語る史跡が数多く存在します。

カストロ：青銅器時代に作られたカストロが現在も残されています。保存状態が良好なものとしては、マセイラス教区のカストロ・デ・サン・ブレイショとドソン教区のカストロ・デ・サンタ・マリーアがあります。
ローマ時代の街道跡と橋：古代ローマ時代にこの地が重要な拠点であったことを示しています。
* サン・ペドロ・デ・ビラノバ・デ・ドソン教会：12世紀建造のロマネスク教会。美しい建築様式を見ることができます。

政治

自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のアドルフォ・カンポス・パナデイロです。自治体評議員はガリシア国民党：7、ガリシア民族主義ブロック（BNG）：2となっています（2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順）。

教区

ドソンは以下の8つの教区に分かれています。

ドソンは、その豊かな自然と歴史遺産、そしてガリシアの文化が息づく魅力的な自治体です。

もう一度検索