ドック・オブ・ベイ

ドック・オブ・ベイ



「ドック・オブ・ベイ」(原題:(Sittin' on) The Dock of the Bay)は、アメリカのシンガーソングライターオーティス・レディング1967年に発表したシングルです。作詞作曲オーティス・レディングとスティーヴ・クロッパーによって行われました。

この曲は、ローリング・ストーン誌が選ぶ「オールタイム・グレイテスト・ソング500」の2010年版で26位にランクインするなど、高い評価を受けています。また、BMIの調査では「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」の第6位にも選ばれています。

概要



1967年夏、オーティス・レディングカリフォルニア州サウサリートのボートハウスに滞在中に、プロデューサーのスティーヴ・クロッパーと共にこの曲を作詞作曲しました。同年12月6日と7日にはメンフィスでレコーディングを完了しましたが、そのわずか3日後の12月10日、オーティスの自家用飛行機がウィスコンシン州マディソンへ向かう途中にマノマ湖に墜落し、オーティス自身とバックバンドであるバーケイズのメンバー、スタッフ、パイロットの計4名が命を落とすという悲劇に見舞われました。

1968年、発売前にアトランティック・レコードのジェリー・ウェクスラーが楽曲のリミックスを試みましたが、最終的に発売されたのはリミックスされていないバージョンでした。

「ドック・オブ・ベイ」は、ビルボードチャートで1位を獲得し、その年の年間ランキングでも6位を記録するという、オーティスにとって最大のヒット曲となりました。また、1955年7月9日以降では初めて、アーティストの死後に発表されてチャート1位を獲得したシングルとしても特筆されます。

この楽曲は、ゴールデン・カップスやデルズといったアーティストによってカバーされています。

カバー・バージョン



ゴールデン・カップス
デルズ

脚注



フレッド・ロビンソン著・守屋須三男監修・加藤秀樹訳『ビルボード年間トップ100ヒッツ 1956-1990』音楽之友社、1994年2月10日、ISBN 4-276-23631-2

関連項目



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