ドライビングコンテスト

ドライビングコンテスト（ドラコン）とは

ドライビングコンテスト、通称ドラコンは、ゴルフにおいてティーショットの飛距離を競う競技です。ここでは、その競技方法、種類、主要な大会、そして類似の競技であるドライビングディスタンスについて詳しく解説します。

競技方法

ドラコンは、通常、ドライバー（1番ウッド）を使用してティーショットの飛距離を競います。打ち方は通常のゴルフと同様で、ストロークやマッチプレーと変わりません。フェアウェイに落ちたボールの飛距離によって順位が決定され、ラフやバンカー、OBとなった場合は失格となります。飛距離を最大限に引き出すため、パー5以上のロングホールで行われるのが一般的です。

競技形式は、通常のゴルフコンペやトーナメントに組み込まれる場合と、単独の競技会として開催される場合があります。

ドラコンの種類

単独の競技会として行われるドラコンは、大きく分けて以下の2種類があります。

ロングドライブコンテスト：

ティーショットの飛距離のみを競う競技です。クラブ長の上限が50インチまで認められるなど、通常のゴルフ規則が一部適用されないクラブも使用可能です。飛距離を追求するために特化したルールが採用されています。

プロドラコン：

飛距離だけでなく、ショットの正確性も評価される競技です。クラブの性能制限は通常のゴルフ規則に準拠しており、より総合的なティーショットの技術が求められます。

有名なドラコン大会

世界中で様々なドラコン大会が開催されています。以下はその代表的なものです。

LDA世界ドラコン選手権：

世界最大規模のドラコン大会です。世界中からトップレベルの選手が集まり、その飛距離を競います。

マンシングウェアー・レディース 東海クラシック：

この大会の2日目には、日本女子プロゴルフ協会公認の「LPGAドライビング女王コンテスト大会」が開催されます。女子プロゴルファーたちがその飛距離を競う、華やかな大会です。

ドラコン日本選手権：

2000年から開催されている、日本国内最大級のドラコン大会です。以前はゴルフダイジェストトーナメントの期間中に「ドラコン日本一コンテスト」として行われていましたが、同大会が1997年に廃止された後、独立した大会として再開されました。

ドライビングディスタンス

ドラコンと類似した競技として、「ドライビングディスタンス」があります。これは、ツアー競技の期間中に、指定されたロングホール2ホール（イン・アウト各1ホールずつ）での平均飛距離を競うコンテストです。1985年ごろからPGAツアー（アメリカ）で実施され、日本では1996年に当時のJPGAツアー（現日本ゴルフツアー機構）が試験導入し、その後1999年から正式に採用されています。

まとめ

ドラコンは、ゴルフのティーショットの飛距離を競うエキサイティングな競技であり、その形式やルールも多様です。飛距離を追求するだけでなく、正確性や技術も求められる奥深さも持ち合わせています。観戦するのも、実際に参加するのも、ゴルフの新たな楽しみ方を発見できるでしょう。

外部リンク

日本プロフェッショナルロングドライバーズ協会
* 日本プロドラコン協会

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