東海クラシック

東海クラシックについて

『東海クラシック』（とうかいクラシック）は、1970年から毎年開催されている男子・女子ゴルフツアー大会です。この大会は、日本ゴルフツアー機構と日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が公認する競技であり、主催は東海テレビ放送が行っています。男子の大会は東海ラジオ放送も協力しています。

大会の歴史

大会は1970年に愛知県西加茂郡三好町の三好カントリー倶楽部を拠点に、男子と女子が同時に進行する形式でスタートしました。男子は西コース、女子は東コースで競技が行われています。1990年には女子の大会名が『雪印レディース 東海クラシック』に変わり、雪印乳業が協賛に加わりました。

1994年第25回大会からは、男子と女子がそれぞれ独立して開催されることとなり、女子大会は9月中旬に前倒しされ、三重県の涼仙ゴルフ倶楽部に移動しました。2007年からは愛知県知多郡の新南愛知カントリークラブ 美浜コースが新たな開催地となり、以降現在に至ります。

2001年以降、男子の大会名は変更を重ね、2004年からは『コカ・コーラ東海クラシック』として知られるようになりました。しかし、2013年の大会を最後にコカ・コーラは主催から撤退しました。

2014年からは株式会社トップが冠スポンサーに就任。2019年第50回大会まで『トップ杯 東海クラシック』の名称で行われましたが、2020年からは興和が新たに大会の主要スポンサーとなり、『バンテリン東海クラシック』として再スタートしました。

現在の大会状況

2022年時点では、男子選手に連覇した者はおらず、女子も1993年・1994年の服部道子以来、28年間連覇がありません。女子の大会名は2019年に「デサントレディース東海クラシック」へと改称されましたが、2020年は新型コロナウイルスの影響で男子は中止となり、女子は無観客開催により独自に開催されました。

2021年からは女子の特別協賛が住友生命保険により『住友生命Vitalityレディース東海クラシック』に変更され、ますます注目されています。また、男子では愛知県で開催される『中日クラウンズ』との同年制覇も、2021年現在まだ実現していません。

賞金と放送

大会の賞金総額は男子が1億1000万円、優勝賞金は2200万円、女子は1億円、優勝賞金は1800万円とされています。

この大会は男女ともに東海テレビが制作局として、予選ラウンドはローカルで、決勝ラウンドはFNS系列全国ネットで放送されています。なお、男子の3日目には一部の局が深夜に録画放送を行うこともあります。2019年には女子2日目が一部FNS系列局でネットされたこともあり、多様な媒体で楽しむことが可能です。

まとめ

東海クラシックは、日本のゴルフ界において重要な位置を占める大会です。長い歴史を持ちつつも、時代に応じた変更や進化を遂げ、ファンや選手に支持され続けています。これからの大会にも期待が寄せられます。

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