ドライブ・ゲーム

ドライブ・ゲーム：視聴者参加型ゲームバラエティ番組

1964年10月30日から1969年3月28日まで、日本テレビ系列で放送された『ドライブ・ゲーム』は、和菓子メーカー・ひよ子の提供による、視聴者参加型のゲームバラエティ番組でした。スタジオに設置されたゴーカートを使って行われる公開番組で、多くの視聴者が熱狂的なゲームの展開に酔いしれました。

プログラムの内容

番組は、遊園地などで見られるゴーカートをスタジオに持ち込み、一般参加者たちが白熱したレースを繰り広げるという、当時としては斬新なスタイルでした。司会は、日本テレビアナウンサーだった久保晴生さんと徳光和夫さんが務め、軽妙なトークで番組を盛り上げていました。

参加者は2人1組のチームを組み、毎回ゲストも加わって4チームが競い合いました。年齢や性別に制限はなく、老若男女問わず誰でも参加できたため、番組は幅広い層から人気を集めました。

番組の企画コンセプトは、子供たちへの交通安全教育でしたが、大人も楽しめるゲーム性も持ち合わせていました。実際に行われたゲームは、「リモートコントロールカー・ゲーム」「シミュレーター・ゲーム」「豆自動車ゲーム」の3種類。参加者たちは、手に汗握るレースを展開し、白熱した戦いを繰り広げました。

レースの結果に関わらず、参加者全員にひよ子の和菓子が記念品として贈呈され、参加者にとって忘れられない思い出となりました。

放送時間とスポンサー

番組の放送時間は、最初は金曜日の18時15分から18時45分でしたが、1966年1月7日からは18時00分から18時30分に短縮されました。

スポンサーは、福岡県に本社を置く和菓子メーカーのひよ子でした。しかし、番組放送当時、福岡県には日本テレビ系列のフルネット局がありませんでした。そのため、福岡県での放送方法については不明な点が多く残されています。番組販売されていたのか、それとも全く放送されなかったのか、今後の調査が必要です。

まとめ

『ドライブ・ゲーム』は、ゴーカートを使った視聴者参加型ゲーム番組として、当時の人々に多くの感動と興奮を与えました。交通安全教育という側面を持ちながらも、老若男女が楽しめるエンターテインメント性の高い番組であったことがわかります。スポンサーであるひよ子の和菓子も、番組を彩る要素の一つでした。番組の放送方法が福岡県でどのように行われていたのかについては、今後の研究課題と言えるでしょう。番組は、日本のテレビ史において、視聴者参加型番組の先駆けとして重要な位置を占めていると言えるでしょう。

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