ドラゴンクエスト ライバルズ

『ドラゴンクエスト ライバルズ』

概要

『ドラゴンクエスト ライバルズ』は、スクウェア・エニックスからリリースされたデジタルカードゲームで、カードを使って対戦を行います。2017年11月2日にサービスを開始し、基本プレイは無料でアイテム課金が存在しました。略称は『DQライバルズ』で、2020年にはリニューアル版の『ドラゴンクエストライバルズ エース』が登場しましたが、2021年7月5日をもってサービスは終了しました。

このゲームは『ドラゴンクエスト』シリーズをテーマにしており、世界観やキャラクターが色々な形で登場します。プレイヤーは、8つの異なる職業からリーダーを選び、30枚のカードでデッキを構築して戦います。マッチロックの開発ツール「BISHAMON」を利用して作られ、グラフィックスやカードイラストはアルテピアッツァによって手掛けられました。

ゲームシステム

プレイヤーはリーダーを選び、デッキを組みます。各ターンにはカードを引き、自分のリーダーのHPを0にすることが目的です。先攻プレイヤーは3枚、後攻は4枚の手札を持ち、後攻プレイヤーにはテンションゲージが2段階溜まっている状態でスタートします。

デッキが0になるとカードを引けず、1ダメージを受ける仕組みもあり、攻防の戦略が求められました。また、場面は3×2のスクエアで、自分と相手のリーダーやユニットが表示され、様々なカード効果のシナジーが重要となります。

さらに、2020年8月にはメジャーアップデートが行われ、『ドラゴンクエストライバルズ エース』として新たなゲームモードが追加されました。ソロバトルアドベンチャーでは、プレイヤーがCPUと1対1で戦い、物語を進めることができるモードです。このモードではカードの能力やリーダーが固定されず、より自由な戦略が求められました。

カードの種類と用語

ゲーム内には多様なカードが存在します。ユニットカードは攻撃力とHPをもつ基本的なカードで、場に出せば相手ユニットやリーダーに攻撃できます。武器カードはリーダーに攻撃力を付与し、特技カードは手札から直接使用してさまざまな効果を発揮します。

また、特別な効果を持つ英雄カードや反英雄カード、建物カードも存在し、戦略の幅を広げました。用語にはブロックやウォール、テンションスキルなどがあり、ゲームを進めるうえでのキードラマと成ります。

登場キャラクター

『ドラゴンクエスト ライバルズ』では、多種多様なドラゴンクエストのキャラクターがカードとして登場しました。リーダーキャラクターのテリーやゼシカ、アリーナらはそれぞれ異なる職業の具体例で、各キャラクターは独自のテンションスキルを持ち、戦術に影響を与えます。

アナザーリーダーとして追加されたキャラクターも豊富で、『ドラゴンクエストXI』に登場したセーニャやロトの血を引く者などがその一部です。これらのキャラクターたちは、ゲームのロマンを増す要素の一つです。

まとめ

『ドラゴンクエスト ライバルズ』は、シンプルでありながら深みのある戦略性を持ったカードゲームであり、ドラゴンクエストファンや新規プレイヤーに楽しまれました。リニューアル版にも関わらず、2021年にサービスを終了したことは、ファンにとって悲しい出来事でした。しかし、その魅力的なキャラクターや緻密なゲームシステムは、今も多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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