ドリーミュージック

株式会社ドリーミュージックの概要

株式会社ドリーミュージック（DREAMUSIC Inc.）は、2001年8月に設立された新興のレコード会社です。日本レコード協会の正会員でもあり、多様な音楽活動を展開しています。設立者の新田和長氏と武市智行氏は、みずほキャピタルや日本アジアホールディングスなど、資本力のある企業と連携してこの会社を立ち上げました。

設立と歴史

ドリーミュージックは、元々ファンハウスの創立者である新田和長氏が、BMGファンハウスから独立し設立したものであり、初代社長には元スクウェアの武市智行氏が就任しました。その後、2005年4月には元エイベックス会長の依田巽氏が会長に就任し、取締役社長代行を経た新田氏は、後に取締役エグゼクティブプロデューサーとなります。しかし2012年には新田氏が取締役を辞任し、同社から退社しました。

ドリーミュージックは、映画『座頭市』のサウンドトラックなども手がけており、所属アーティストの楽曲がテレビ番組のテーマソングに使用されることもあります。音楽ソフトの製造販売については、設立初期はソニー・ミュージックエンタテインメントに委託していましたが、その後コロムビアミュージックエンタテインメント、キングレコードを経て、2010年からは再度ソニー・ミュージックディストリビューションに委託しています。2017年にはフェイスという企業による子会社化があり、日本コロムビアに流通を再度委託しました。

ロゴマークの変遷

ドリーミュージックのロゴマークは、設立当初から数回の変遷を経ています。初代は2001年から2005年まで使用され、その後2005年から2017年までは2代目ロゴが使用されました。この2代目ロゴは社名のイニシャル「DM」が犬の形をしているのが特徴です。現在の3代目ロゴは楽譜をモチーフにしたデザインとなっています。

主なアーティスト

ドリーミュージックのメインレーベルである「FEEL MEE」では、さまざまなアーティストの音楽を取り扱っています。また、過去にはTeenage Symphonyというレーベルも存在し、関西のインディーズレーベル「ギューンカセット」との提携もありました。過去に所属していたアーティストには、BOOM BOOM SATELLITESやYMCKなどが名を連ねています。

経営とオフィス移転

2017年、フェイスが過半数の株を取得し、ドリーミュージックは同社の連結子会社となりました。7月には、渋谷区から港区の江戸見坂森ビル4階に本社機能を移転しましたが、2021年には再び日本コロムビアのオフィスに移転しました。このように、ドリーミュージックは音楽業界での地位を確立しつつ、変化に富んだ歴史を持つ企業となっています。

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