ドルジュバ (小惑星)

ドルジュバ（1621 Druzhba）は、太陽系の小惑星帯に存在するS型小惑星です。この小惑星は、1926年にソビエト連邦の天文学者セルゲイ・イワノヴィッチ・ベリャフスキーによって、クリミア半島のシメイズ天文台で発見されました。

ドルジュバという名前は、ロシア語で「友好」を意味する言葉に由来します。この名前は、発見者がこの小惑星を通じて、国家間の友好と協力を願ったことに由来すると考えられます。

S型小惑星は、ケイ酸塩鉱物を主成分とする小惑星で、小惑星帯の中で最も一般的なタイプです。これらの小惑星は、比較的高い反射率を持ち、太陽光をよく反射します。

ドルジュバの軌道は、火星と木星の間、小惑星帯の中に位置しています。小惑星帯は、数百万個もの小惑星が存在する領域で、太陽系の形成初期に惑星に成長できなかった微惑星の残骸であると考えられています。

ドルジュバのような小惑星の研究は、太陽系の歴史や進化を理解する上で非常に重要です。小惑星は、太陽系形成時の情報をそのまま保持していると考えられており、これらの研究は、地球を含む惑星の形成過程や、太陽系の進化について貴重な知見を提供してくれます。

関連項目
小惑星の一覧 (1001-2000)

外部リンク
ドルジュバの軌道要素（JPL、英語）

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