ドロンズ

ドロンズの軌跡

ドロンズは1995年にマセキ芸能社で結成されたお笑いコンビであり、2003年に解散しました。メンバーは大島直也と石本武士で、それぞれの出身地や趣味、特技を持ち寄り、個性的なコンビを形成していました。しかし、彼らの活動はただの笑いではなく、冒険とも言える刺激的な経験が大きな話題を呼びました。

メンバー紹介

• - 大島 直也（おおしま なおや）

1971年6月6日生まれ。神奈川県横浜市出身で、血液型はO型。趣味は音楽鑑賞やインターネット、スノーボードなど多岐にわたります。特技は書道（二段）とスキー（5級）。

• - 石本 武士（いしもと たけし）

1973年10月11日生まれ。広島県広島市出身で、血液型はA型。趣味は食べ歩きやビデオ鑑賞、ジャグリングで、特技はサッカー、野球、ダンス、スペイン語です。解散後は「ドロンズ石本」としてタレント活動を継続しています。

コンビ結成の経緯

ドロンズの結成は大島が日本映画学校の卒業生で、お笑いの道に進むために相談を持ちかけたことがきっかけとされています。古坂和仁が以前のコンビから解散したばかりの石本を紹介し、二人は結成することとなりました。最初は「大島石本」という名前でしたが、様々な経緯を経て「ドロンズ」と改名されました。

コンビ名の変更は、ヒッチハイクの旅をする際に名前が問題視されたことに由来します。1996年、ドロンズは『進め!電波少年』で「南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク」という企画に挑戦し、注目を集めました。この冒険は1996年のチリから始まり、1997年にはアメリカ横断を果たしました。

ヒッチハイクの冒険

ドロンズが挑戦した南北アメリカ大陸縦断のヒッチハイクは、非常に過酷でした。彼らはギブアップを宣言したこともありましたが、再度旅を続ける決断をし、様々な国で驚くべき出来事が待ち受けていました。例えば、アルゼンチンでは小学校で子供たちと授業を受ける様子が放送されたり、ウルグアイでは地元のギャングに襲われるなどありました。

特に注目すべきは、1997年4月22日に発生した在ペルー日本大使公邸占拠事件の際に、彼らがフジモリ大統領に手紙を手渡したことです。これは大きなニュースとなり、ドロンズの名は広まりました。

解散後の道

2003年にドロンズは解散しましたが、二人はそれぞれの道を歩み始めました。大島は俳優を目指しながら、「ちりとり鍋 大島」の店長に就任。一方、石本は「ドロンズ石本」としてタレント活動を行いながら、馬肉専門店「馬肉屋たけし」をオープンしました。二人は今でも友人として交流を続けており、食事を共にすることも多いようです。

余談とエピソード

ドロンズのヒッチハイク冒険には演出が施されており、意外なエピソードが数多く存在します。たとえば、彼らがパスポートの取得を知らされていなかったことや、応援歌として前田亘輝の「君だけのTomorrow」が制作されたことなどが挙げられます。旅の中で彼らは多くの友人と出会い、一緒に過ごした時間を大切にしていることが伺えます。

最終的に、ドロンズは単なるコメディアンとしてだけでなく、北南アメリカを横断した冒険者としても知られ、今もなお彼らの活動は多くの人々に記憶されています。

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