ドンゴ・ヌジャイ

ドンゴ・ヌジャイ（Ndongo N'diaye、1977年4月13日 - ）は、セネガル・ダカール出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはセンター(C)で、身長214cm、体重107kgという恵まれた体格を活かしたプレーが特徴でした。bjリーグのオーエスジーフェニックス時代には「ダンゴ・ダイ」という登録名でプレーしていました。

経歴

高校卒業後、バスケットボール留学のためアメリカに渡り、プロヴィデンス大学とデラウェア大学でNCAA（全米大学体育協会）のバスケットボールリーグに所属し、選手として活躍しました。デラウェア大学では、3年生と4年生の2年間で52試合に出場し、合計110ブロックショットを記録するなど、ディフェンス面での貢献が光りました。

大学卒業後の2000年には、NBA（ナショナル・バスケットボール・アソシエーション）のサンアントニオ・スパーズのロスター入りを果たしました。NBAでの出場機会は得られませんでしたが、世界最高峰のリーグでプレーするチャンスを得たことは、彼のキャリアにおいて大きな経験となりました。

2001年以降は、NBAのサマーリーグやレバノンリーグでプレーしました。

2002年には来日し、オーエスジーフェニックス（現：シーホース三河）で1シーズンプレーしました。長身を活かしたプレーでチームに貢献しました。

2003年以降は、レバノン、フランス、アンゴラ、チュニジアなど、世界各国のリーグでプレーしました。様々な国でプレーすることで、バスケットボールのスキルだけでなく、異文化への理解も深めました。

2006年には、日本で開催された世界選手権（現：FIBAバスケットボール・ワールドカップ）にセネガル代表として出場しました。世界の強豪国を相手に、持ち前の身体能力を活かしたプレーを披露しました。

2007年、再び来日し、同年よりbjリーグに参戦するライジング福岡（現：ライジングゼファーフクオカ）と契約しました。ドンゴ・ヌジャイは、bjリーグの選手としてはデービッド・ベンワーに次いで2人目のNBA経験者でした。しかし、シーズン中に大怪我を負い、治療に専念するため選手契約を解除されました。短い期間でしたが、bjリーグにNBA経験者が参戦したことは、リーグのレベルアップに貢献しました。

ドンゴ・ヌジャイは、NBA、bjリーグ、そして世界各国のリーグでプレーした経験を持つ、国際色豊かなバスケットボール選手でした。彼の活躍は、セネガルのバスケットボール界に大きな影響を与えました。

プレースタイル

214cmの長身を活かしたゴール下でのプレーが持ち味でした。特に、ディフェンス面での貢献が大きく、ブロックショットを得意としていました。また、リバウンドも強く、攻守にわたってチームに貢献できる選手でした。

特記事項
bjリーグでは、NBA経験者として注目を集めました。
世界選手権セネガル代表としても活躍しました。

関連項目
* バスケットボール選手一覧

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