デービッド・ベンワー

デービッド・ベンワー（David Benoit、1968年5月9日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ラファイエット出身の元プロバスケットボール選手であり、指導者でもあります。ポジションはフォワードで、身長203cm、体重102kg。bjリーグ初年度の選手として、また唯一のNBA経験者として知られています。登録名は「デヴィッド」ではなく「デービッド」です。

選手経歴

アラバマ大学卒業後、1990年のNBAドラフトでは指名を受けず、1990-91シーズンはスペインでプロ選手としてのキャリアをスタートさせました。

1991年8月、NBAのユタ・ジャズと契約。1995-96シーズンまで、カール・マローン、ジョン・ストックトンといった名選手たちを支える先発スモールフォワードとして活躍しました。その後、ニュージャージー・ネッツ、オーランド・マジックにも在籍。1998-99シーズンにはイスラエルのマッカビ・テルアビブに所属し、2000-01シーズンには古巣であるユタ・ジャズに復帰を果たしました。

2002年には、中国リーグの上海シャークスで姚明らと共に優勝に貢献。2003年に来日し、JBLスーパーリーグの日立サンロッカーズに入団しました。

2005年、bjリーグの埼玉ブロンコスに加入しますが、同年12月18日の新潟アルビレックス戦でアキレス腱を断裂。選手登録を外れ、ヘッドコーチ代行を務めることとなりました。シーズン終了後、契約を更新し選手として戦列に復帰しています。

2007年に現役を引退。その後、2007-2008シーズンから埼玉ブロンコスのヘッドコーチに就任しました。bjリーグにおいて、元選手がヘッドコーチに就任するのは史上初のことであり、NBA経験者としてはジョワン・オールドハム（元大分）、ジョー・ブライアント（東京）に次いで3人目となります。2009年に契約満了に伴い退任。

同年、新規参入した京都ハンナリーズのヘッドコーチに就任しました。

プレースタイルと評価

ベンワーは、NBAで培った高いバスケットボールIQと、堅実なプレースタイルが持ち味でした。ユタ・ジャズ時代には、スター選手を支える重要な役割を担い、チームの勝利に貢献しました。また、bjリーグでは、その豊富な経験とリーダーシップで、チームを牽引しました。

指導者として

ヘッドコーチとしては、選手育成に力を入れ、チームの戦術を構築する能力が高く評価されています。埼玉ブロンコス、京都ハンナリーズで手腕を発揮し、bjリーグの発展に貢献しました。

外部リンク

埼玉ブロンコス公式サイト
NBA.com-デービッド・ベンワー-

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