ナイツ (お笑いコンビ)

ナイツについての詳細

ナイツは、マセキ芸能社、漫才協会、落語芸術協会に所属している日本のお笑いコンビです。実際には2000年4月に結成されましたが、いくつかの事情から、公式には2001年5月結成とされています。彼らは『M-1グランプリ2008』で第3位を獲得し、また『日清食品 THE MANZAI 2011』では準優勝を果たしています。

メンバーの紹介

ナイツのメンバーは、ボケ担当の塙 宣之（はなわ のぶゆき、1978年3月27日生まれ）と、ツッコミ担当の土屋 伸之（つちや のぶゆき、1978年10月12日生まれ）です。塙はネタ作成も担当しており、彼は舞台では向かって左側に立ちます。土屋は右側に立ち、彼のツッコミが漫才の要を成しています。

略歴と結成の背景

二人は、創価大学の落語研究会出身で、塙が26期生、土屋が27期生です。塙は当時、別の相方と「ナイツ」という名称で活動しており、大学対抗の「冗談リーグ」で4年連続の全国1位を獲得する実績を誇っていました。塙が大学を卒業した2000年4月、4年生の土屋を誘い、コンビを結成しました。

当初、コンビ名を「Wノブユキ」にしようとしたものの、他の芸人との混同を避けるため「ナイツ」という名前に変更しました。この名前は、塙が好きだった宣伝番組から取られたものであり、最初は「見逃せナイツ」として活動していましたが、後に「見逃せ」という部分を省略しました。彼らは、内海桂子や三遊亭小遊三といった著名な漫才師に師事し、マセキ芸能社に所属するようになりました。

デビュー直後の2000年6月、塙がバイク事故に遭遇し、1年間歩けない状態になりました。しかし、土屋は毎日見舞いに訪れ、塙はピン芸人として活動を続けました。この困難を乗り越える中で彼らの絆がより深まりました。
実際の活動は翌年から本格化し、彼らは数々の舞台に立つようになりました。

漫才スタイルの発展

初めの頃は一般的な漫才や野球関連のネタを披露していましたが、2007年に落語芸術協会に加入したことをきっかけに、寄席向けの漫才に変化していきました。特に「ヤホー漫才」と呼ばれる形式では、インターネットの調査結果を基に、知識を面白おかしく誤りながら話すスタイルが特徴です。この構造は、塙が次々にボケを繰り出し、土屋がそれにツッコミを入れる形が基本になっています。

これにより、二人の巧妙な掛け合いが生まれ、漫才の中で音楽的なリズムが形成されました。塙のボケのテンポは、YMOの音楽に影響を受けていると言われています。彼らはテクノ音楽のリズム感を取り入れ、ボケは軽快に進行し、土屋はその都度反応を返す形式に進化しました。

受賞歴と業界での高評価

ナイツは、特にM-1グランプリにおいて顕著な成績を持っています。2001年から2015年までの大会に出場し、特に2008年から2010年にかけて3年連続で決勝進出を果たしています。この期間中、彼らは多くの賞を受けることもありました。

• - 2008年：M-1グランプリ2008第3位
• - 2011年：THE MANZAI準優勝
• - 2016年：浅草芸能大賞奨励賞
• - 2023年：令和4年度スターの手形被顕彰

出演番組

ナイツは、テレビ番組やラジオでも幅広く活躍しており、自身の冠番組や特番などにも出演しています。特に『ナイツのHIT商品会議室』や『球辞苑』など、多様なジャンルでの活動が光ります。

まとめ

ナイツは、そのユニークな芸風と確かな技術で日本のお笑い界において欠かせない存在となっています。彼らの漫才は、絶えず進化を遂げており、今後も多くのファンを楽しませることでしょう。漫才のインパクトとともに、ナイツの魅力に触れるチャンスをお見逃しなく。

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