ナウエル・モリーナ

ナウエル・モリーナ・ルセーロ

ナウエル・モリーナ・ルセーロ（Nahuel Molina Lucero）は、1998年4月6日生まれのアルゼンチン出身のサッカー選手です。出身地はコルドバ州エンバルセで、現在はラ・リーガのアトレティコ・マドリードに所属しています。ポジションはディフェンダー（DF）ですが、特に右サイドバックとしての活躍が光ります。

クラブ経歴

モリーナは2016年に名門ボカ・ジュニアーズのユースチームから昇格し、トップチームでのデビューを果たしました。プロとして初めてピッチに立ったのは、2016年2月18日のCAサン・マルティン・デ・サン・フアン戦であり、この試合で彼はプロデビューを飾りました。しかし、デビュー後のシーズンでは出場機会が限られ、翌シーズン途中にはデフェンサ・イ・フスティシアへローン移籍を余儀なくされました。その後、2018-19シーズンの途中にCAロサリオ・セントラルへ移籍しました。

2020年9月にはウディネーゼ・カルチョと5年契約を結び、イタリアでの新たなキャリアが始まりました。2年後の2022年7月にはアトレティコ・マドリードに完全移籍し、リーグ第2節のビジャレアルCF戦では厳しいスタートを切ったものの、その後チームに順応し、右のウイングバックとしてレギュラーの座を確立しました。2023年4月にはラージョ・バジェカーノ戦で移籍後初ゴールを挙げ、シーズンを通じて4得点を記録するなど、攻撃的なプレースタイルを披露しました。

代表経歴

モリーナは2017年にエクアドルで開催された南米ユース選手権にU-20アルゼンチン代表として出場し、4位に入賞。その後、2021年6月にはアルゼンチン代表の一員としてデビューしました。デビュー戦は2022 FIFAワールドカップ南米予選のチリ戦で、その後のコパ・アメリカ2021ではアルゼンチン代表が優勝を果たす際に大きな役割を果たしました。特に、イタリア代表とのフィナリッシマ2022では、先発でフル出場し、素晴らしい勝利に貢献しました。

2022 FIFAワールドカップでは、アルゼンチン代表の右サイドバックとして全試合に出場し、特に準々決勝のオランダ戦ではリオネル・メッシのアシストから初ゴールを挙げます。そして、決勝戦でもチームが優勝する瞬間を見届けました。

個人成績

モリーナの代表歴は非常に豊富で、国際Aマッチには37試合出場し、1得点を記録しています。彼のキャリアには多くのタイトルが含まれ、コパ・アメリカを2021年と2024年の2回、またフィナリッシマを2022年、さらに2022 FIFAワールドカップでの優勝を加えています。

モリーナは、今後の試合でもその実力を発揮し続けることが期待される選手の一人です。

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