ナガセ

株式会社ナガセについて

株式会社ナガセ（Nagase Brothers Inc.）は、1976年5月10日に東京都武蔵野市で設立された企業で、日本の教育業界で広範なサービスを提供しています。代表的なブランドには、「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」「四谷大塚」「早稲田塾」、さらには「イトマンスイミングスクール」などがあります。

創業と歴史の歩み

ナガセの起源は1971年にまで遡り、創業者の永瀬昭幸が在学中の東京大学で弟の永瀬昭典と共に「ナガセ進学教室」を開設したことに始まります。その後、1976年に法人化し、「ナガセ進学教室」を母体として新会社が設立されました。

1978年には「東京進学教室」の営業権を取得し、本店を移転。「東進スクール」と名付けた学習塾に改称し、1985年には現役高校生向けの大学受験予備校「東進ハイスクール」を設立しました。1986年には進学センターと合併し、規模を拡大しました。

この企業が展開する「サテライブ」は、衛星授業として全校舎に導入され、生徒たちの学びをサポートする新たなプラットフォームとなりました。1992年からは、全国の塾や予備校に対してフランチャイズ展開を開始し、その加盟校数は1993年には300校に達しました。

グローバルな展開と新規事業

ナガセは国内にとどまらず、2009年にはシンガポールにNAGASE BROTHERS INTERNATIONAL PTE. LTD.を設立、アジア市場への進出を果たしました。また、アメリカのセサミワークショップと提携し、教育コンテンツの国際展開も行っています。

近年では、2014年に早稲田塾をグループ会社に加えるなど、強化を続け、教育改革にも積極的に取り組んできました。特に、2015年には「大学入試改革先取りセミナー」を開催し、教育界の変化に迅速に対応する姿勢を見せています。

商品とサービスの多様性

ナガセのサービスは多岐にわたります。典型的な予備校だけでなく、オンライン教育や映像授業、個別指導塾「東進こべつ塾」も運営しており、学ぶための多様な選択肢を提供しています。また、イトマンスイミングスクールやスポーツ関連の事業も手がけ、学習だけでなく身体の成長にも寄与しています。

ナガセは、学業に留まらず幅広い教育サービスを展開することにより、将来の挑戦に備えるための多様な教育機会を提供することを目指しています。これからも、教育の可能性を追求し、各世代のニーズに応え続ける企業であり続けることでしょう。

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