ナシム・ヌニェス

ナシム・エマヌエル・ヌニェス

ナシム・エマヌエル・ヌニェス（Nasim Emmanuel Nunez）は、2000年8月18日にアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市のブロンクス区で誕生したプロ野球選手です。ポジションは主に遊撃手であり、右投両打の選手です。現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のワシントン・ナショナルズに所属しています。

経歴

プロ入りとマーリンズ時代

ヌニェスは2019年のMLBドラフトでマイアミ・マーリンズから2巡目（全体46位）に指名され、プロ入りを果たしました。もし契約をしなかった場合には、クレムゾン大学に進学する予定でしたが、彼はマーリンズとの契約を選択しました。プロデビューは傘下のルーキーリーグ、ガルフ・コーストリーグ・マーリンズで行い、その後A-級バタビア・マックドッグスでもプレーしました。これら2球団における51試合で打率は.200、12打点、そして18盗塁を記録しました。

新型コロナウイルスの影響で2020年はマイナーリーグが開催されず、試合出場がなかったものの、2021年にはA級ジュピター・ハンマーヘッズで52試合に出場し、打率.243、10打点、33盗塁を記録しました。続く2022年はA級ベロイト・スカイカープとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、合計123試合に出場し、打率.251、2本塁打、41打点、70盗塁を達成します。

2023年は再びAA級ペンサコーラで125試合に出場し、打率.225、5本塁打、43打点、そして52盗塁を記録しました。特に7月にはオールスター・フューチャーズゲームにナショナルリーグの一員として出場し、そこで走者一掃の二塁打を放ち大会のMVPに輝きました。

ナショナルズへの移籍

2023年12月6日、ルール・ファイブ・ドラフトでワシントン・ナショナルズから指名を受け、彼の新たな挑戦が始まりました。これにより、ヌニェスは新たなチームでの活躍を目指すことになります。

プレースタイル

ナシム・ヌニェスは、細身の体格で一見すると非力な印象を与えますが、彼の特徴はそのスピードと守備力にあります。特に遊撃手としての守備力は非常に高く、将来的にはゴールドグラブ賞を狙う存在と評価されています。加えて、肩の強さも大きな武器です。レギュラーとしての出場が難しい場合でも、彼のスピードや身体能力を活かしてユーティリティープレイヤーとして様々なポジションを守る姿が想像されています。

ナシム・エマヌエル・ヌニェスは、今後の成長が期待される若手選手であり、彼の名前が MLBの舞台でどのように刻まれていくのか、注目が集まっています。

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