ナジー・ハリス

ナジー・ムジー・ハリス：苦難を乗り越えたスターランニングバック

ナジー・ムジー・ハリス（Najee Mzee Harris）は、1998年3月9日生まれ、カリフォルニア州マーティネズ出身のアメリカンフットボール選手です。現在はNFLのロサンゼルス・チャージャーズでランニングバック（RB）として活躍しています。

アラバマ大学での輝かしいキャリア

ハリスはアラバマ大学でカレッジフットボール選手として頭角を現しました。1年生の頃から試合に出場し、2年生では着実に経験を積みました。3年生になると先発ランニングバックの座を掴み、1,224ヤード、13タッチダウンという目覚ましい成績を記録。パスプレーでも27回のキャッチで304ヤード、7タッチダウンを挙げるなど、その才能を発揮しました。

4年生の2020年には、さらにその実力を開花させます。ミシシッピ大学戦では23回のキャリーで206ヤードを走り、5タッチダウンを記録。アラバマ大学でのキャリア通算では、ラッシング3,843ヤードを含む、ランとパスを合わせて4,624ヤード、57タッチダウンという素晴らしい成績を残し、大学史上最高のランニングバックの一人として名を刻みました。

NFLでの活躍

2021年のNFLドラフトで、ハリスは1巡目全体24位という高い評価でピッツバーグ・スティーラーズに入団。ルーキーイヤーからスターターランニングバックとして活躍し、第3週のベンガルズ戦では14回のキャッチを含む142ラッシュ・レシーブヤードを記録し、NFL記録を更新。その活躍が認められ、プロボウルにも選出されました。

ルーキーシーズンを1,200ラッシングヤード、7タッチダウン、74回のキャッチで467ヤード、3タッチダウンという素晴らしい成績で終え、ラッシュヤードで4位、ラッシュ・レシーブヤードで4位、キャッチ数ではNFLのランニングバックの中でトップとなりました。

2024年3月12日、ハリスはロサンゼルス・チャージャーズと1年契約を結び、新たな挑戦を始めています。

苦難を乗り越えて

ハリスはサンフランシスコのベイエリアで育ち、5人兄弟の一人として、母親の手一つで育てられました。中学生の頃には、ホームレスの避難所で過ごした経験もあり、苦しい幼少期を過ごしました。しかし、彼は逆境に負けず、努力を重ね、アメリカンフットボール選手としての才能を開花させました。

彼の成功は、困難な状況に置かれている人々にとって、希望の光となるでしょう。ハリスは、自身の経験を活かし、恵まれない子供たちを支援する活動にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

ナジー・ハリスは、アラバマ大学での輝かしいキャリアを経て、NFLの舞台で活躍するアメリカンフットボール選手です。苦しい幼少期を乗り越え、スターランニングバックへと成長した彼の物語は、多くの人々に感動と勇気を与えています。今後の更なる活躍が期待される、注目の選手です。

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