ナダ・サーフ

ナダ・サーフ (Nada Surf) について

ナダ・サーフは、1990年代初頭にマシュー・カーズ（ギター、ボーカル）とダニエル・ロルカ（ベース、バックボーカル）によってニューヨークで結成されたアメリカのオルタナティブ・ロックバンドです。二人はニューヨークのフランス語学校で出会い、幼少期をフランスやベルギーで過ごした共通の背景を持っています。

バンドの歴史

初期、彼らはThe Cost of LivingやBecause Because Becauseといったバンドで活動していました。ドラマーの交代を経て、アーロン・コンテが加入し、初期のシングルやデモテープを制作しました。その後、1995年にはアイラ・エリオット（ドラム、バックボーカル）が加入し、現在のラインナップが形成されました。

バンドは、ブロンド・レッドヘッドのライブ後、ウィーザーのプロデューサーであるリック・オケイセックと出会い、デモテープがきっかけでアルバム制作へとつながります。1996年、エレクトラ・レコードからアルバム『High/Low』でデビュー。このアルバムに収録された「Popular」は、彼らの代表曲として知られています。

その後もコンスタントにアルバムをリリースし、2012年にはガイデッド・バイ・ヴォイシズのダグ・ギラード（リードギター）が加入。バンドは新たな展開を見せています。

音楽性と特徴

ナダ・サーフの音楽は、オルタナティブ・ロックを基盤としながらも、メロディアスで親しみやすいサウンドが特徴です。マシュー・カーズの甘く切ないボーカルと、共感を呼ぶ歌詞が、多くのファンを魅了しています。彼らの楽曲は、青春の焦燥感や日常の感情を繊細に表現し、聴く者の心に深く響きます。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

High/Low (1996年)
ザ・プロクシミティー・エフェクト (1998年)
Let Go (2003年)
ザ・ウェイト・イズ・ア・ギフト (2005年)
ラッキー (2008年)
if I had a hi-fi (2010年)
THE STARS ARE INDIFFERENT TO ASTRONOMY (2012年)
ユー・ノウ・フー・ユー・アー (2016年)
ネヴァー・ノット・トゥギャザー (2020年)

EP

Karmic (1995年)
The MySpace Transmissions (2008年)

ライブ・アルバム

Live in Brussels (2004年)
ピースフル・ゴースト (2016年)

コンピレーション・アルバム

North 6th Street (1999年) ※初期音源集
Vinyl Box Set 1994-2008 (2008年) ※ファースト・シングルと初期のアルバム5枚のヴァイナル盤ボックスセット
B-Sides (2014年)

シングル

The Plan / Telescope (1996年)
Popular (1996年)
Treehouse (1996年)
Deeper Well (1996年)
Why Are You So Mean to Me? (1998年)
The Way You Wear Your Head (2002年)
Inside of Love (2002年)
Hi-Speed Soul (2003年)
L'Aventurier (2003年)
Always Love (2005年)
Imaginary Friends (2005年)
Whose Authority (2007年)
See These Bones (2007年)
I Like What You Say (2008年)
Electrocution (2010年)
The Moon is Calling (2011年)
Waiting for Something (2012年)
Believe You're Mine (2015年)
Cold to See Clear (2015年)
Something I Should Do (2019年)
Looking For You (2019年)
So Much Love (2020年)

関連リンク

公式ウェブサイト
Myspace'>ナダ・サーフ - Myspace
* only in dreams（日本語）

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