ナッシング・トゥ・ルーズ

ナッシング・トゥ・ルーズ (1997年の映画)

『ナッシング・トゥ・ルーズ』は、1997年にアメリカで公開されたコメディ映画です。人生のどん底に突き落とされた男と、その男を襲った強盗が、ひょんなことから行動を共にすることになり、様々な騒動を巻き起こす物語です。

ストーリー

ロサンゼルスで成功を収めている広告会社のエリート社員ニック・ビームは、ある日、自宅で妻が上司と浮気している現場を目撃し、深く絶望します。失意のまま車を走らせていると、強盗犯のポール・デヴィッドソンに銃で脅されてしまいます。しかし、自暴自棄になっていたニックは、ポールを無視して車を暴走させ、アリゾナへと向かいます。

無理やり連れてこられたポールは、ニックと激しく衝突しますが、お互いの境遇を話すうちに、二人は意気投合。ニックの浮気相手である上司が隠し持っている現金を奪う計画を立てます。厳重なセキュリティを潜り抜け、見事現金を盗み出すことに成功した二人でしたが、ホテルで現金を数えていたところ、アリゾナで目を付けていた別の強盗二人組に襲われ、現金を奪われてしまいます。さらに、ニックが見た浮気現場は、妻の妹との誤解だったことが判明します。

その後、ニックとポールは強盗二人組を追跡し、激しいカーチェイスと銃撃戦の末、見事現金を奪い返します。ニックは奪った現金を元の場所に返し、ポールは家族のもとへ戻ります。ポールは、ニックの妻の浮気現場の映像を上書きしており、ニックに感謝されました。そして、ニックはポールの家族のバーベキューパーティーに訪れ、ポールの新しい仕事を紹介して物語は幕を閉じます。

キャスト

ニック・ビーム - ティム・ロビンス（大塚芳忠）：広告会社の社員で、妻の浮気を目撃し自暴自棄になる。
テレンス・ポール・デヴィッドソン - マーティン・ローレンス（堀内賢雄）：ニックを襲った強盗だが、ニックの行動に振り回される。
デイヴィス・"リグ"・ランロー - ジョン・C・マッギンリー（水野龍司）：強盗の一人。
チャーリー・ダント - ジャンカルロ・エスポジート（仲野裕）：強盗の一人。
アン・ビーム - ケリー・プレストン（佐藤しのぶ）：ニックの妻。浮気は誤解だった。
フィリップ・"P.B"・バーロー - マイケル・マッキーン（納谷六朗）：ニックの上司。浮気相手と誤解された。
ダニエラ - レベッカ・ゲイハート（岡村明美）
リサ・デヴィッドソン - サマリア・グレアム（喜田あゆ美）
バーサ・デヴィッドソン - イルマ・P・ホール（巴菁子）

作品の魅力

この映画の魅力は、予測不能なストーリー展開と、主人公二人のコミカルな掛け合いです。絶望の淵に立たされた男と、人生に行き詰った強盗が、ひょんなことから奇妙な友情を育んでいく姿が、観客の笑いを誘います。また、カーチェイスや銃撃戦などのアクションシーンも見どころで、飽きさせないエンターテイメント作品となっています。

外部リンク

ナッシング・トゥ・ルーズ - allcinema
ナッシング・トゥ・ルーズ - KINENOTE
Nothing to Lose - オールムービー（英語）
* Nothing to Lose - IMDb（英語）

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