ナノモン

ナノモン

ナノモンは、デジタルモンスターシリーズに登場する架空の生命体・デジタルモンスターの一種です。

概要

Ver.5から登場しました。名前の由来はナノマシンですが、アニメなどでは、その小ささが強調されることはありません。

種族としてのナノモン

非常に高い知能を持つデジモンで、元々はコンピュータを修復するワクチン種として活躍していました。しかし、何者かによって思考回路を破壊されて以来、データの破壊を繰り返すウィルス種となってしまいました。

基本データ

世代: 完全体
タイプ: マシーン型
属性: ウィルス
必殺技: プラグボム
得意技: ナノクラッシュ
勢力: メタルエンパイア

登場人物としてのナノモン

デジモンアドベンチャー

エテモンとの戦いで思考回路を破壊されたまま、ダークネットワークの管理に利用され幽閉されていました。ある時、思考回路が一部機能を取り戻し、自己修復に成功しますが、記憶の大半を失い、エテモンの作った箱状の封印から逃れることができませんでした。自分が何者だったかを覚えておらず、記憶に残ったエテモンへの復讐のみを考えていました。ダークネットワークのホストコンピュータとして利用されているため、希望の紋章の場所を子供たちに教え、愛情の紋章を餌に子供たちをおびき寄せ、自身を封印から解放させようとします。エテモンと戦いますが、形勢不利と見ると空とピヨモンをさらい、逆ピラミッドの隠し部屋で空のコピーを作り、ピヨモンを進化させてエテモンと戦わせようとします。しかし、太一たちの活躍により失敗し、エテモンに追い詰められると、ダークネットワークの中枢に膨張する暗黒エネルギーを逆に収縮させるコンピュータウィルスを組み込んだプラグボムを撃ち込み、暴走させます。そして、エテモンを道連れにダークネットワークの中枢に落ちて死亡します。

小説版では、エテモンと同じくらい秩序を嫌い、混沌を望む狂気に満ちた性格として描かれています。行動や末路もアニメとは大きく異なり、紋章のことを知らないにもかかわらず、知っていると子供たちを騙して自分の身体を修復させ、空を人質にして子供たちの動きを止めます。その後、火の壁の向こう側の者を呼び出し、デジタルワールドに混沌を呼び出そうと火の壁のセキュリティにアクセスし、一瞬だけですが取り払い、アポカリモンの本体がデジタルワールドへ現れる原因を作ります。アニメとは異なり、回路は一部壊されていたものの、ナノモン自身の思考能力はエテモンに敗れた後も健在であり、それを利用されてスパイラルマウンテン建設のためのプログラムなども作らされていました。最後は、自ら呼び出したアポカリモンの触手によりモニターの中に引きずり込まれて死亡します。

デジモンゴーストゲーム

第47話に登場します。

その他

デジモンフロンティア - 秋葉マーケットに店を構え、拓也たちのディースキャナ（盗品）を売っていました。身長は友樹の肩と同じくらいです。その後、別個体のナノモンが3体、メルキューレモン、ラーナモンの部下として登場し、デジヴァイスからスピリットを取り出そうとしましたが失敗します。
デジモンネクスト - バルバモン軍の参謀として登場します。ツルギ一行を倒すために自らハグルモンたちを引き連れ出向き、エンジェウーモンに変装してツルギたちを襲いますが、アミのパートナー・ピチモンが進化したマリンエンジェモンに戦意を消失させられ敗北します。

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