ナフコ (スーパーマーケット)

ナフコ (NAFUCO) とは

ナフコは、愛知県下の独立した企業3社が連携して運営するスーパーマーケットのボランタリーチェーンです。本部は名古屋市熱田区に位置し、各加盟企業が「ナフコ」のストアブランドを使用しています。地域に根ざしたスーパーマーケットとして、長年にわたり愛知県民の食生活を支えてきました。

歴史

ナフコの起源は、1963年に名古屋フードスーパーチェーンが結成されたことに遡ります。その後、1970年に株式会社ナゴヤフードが設立され、1978年に現在の株式会社ナフコへと商号変更されました。

1990年代には9社が加盟し、愛知県内に90店舗以上を展開、売上高約1500億円を誇るまでに成長しました。しかし、2000年代に入ると、ナフコカニエの脱退やナフコはせ川の子会社化など、組織再編が進み、店舗数は減少しました。

2010年にはCGCグループに加盟し、プライベートブランド商品の導入による競争力強化を図りましたが、2016年にはCGCから離脱しています。

2017年8月30日には、株式会社ナフコおよび協同組合ナフコ・チェーンが清算結了し、組織としてのナフコは解散しました。

現在のナフコ

現在は、以下の3社がナフコのストアブランドを使用し、スーパーマーケット事業を継続しています。

不二屋: 名古屋市東区に本社を置き、ナフコチェーンで最大の店舗数を展開しています。日本スーパーマーケット協会にも加盟しています。
トミダ: 名古屋市北区に本社があります。
野田屋: 名古屋市港区に本社があります。


これらの企業は、それぞれ独立した経営を行いつつも、「ナフコ」のブランド名のもとに、地域に密着したスーパーマーケットとして営業を続けています。

ホームセンターとの関係

愛知県内には、同名のホームセンター「ナフコ」（NAFCO、本社：福岡県北九州市）も存在しますが、これら2つの「ナフコ」は全く関係がありません。しかし、名古屋市守山区や犬山市には、双方の「ナフコ」が近接して店舗を構えている地域もあります。

店舗情報

2024年現在、ナフコ（不二屋、トミダ、野田屋）は、名古屋市内および尾張地域に31店舗を展開しています。

不二屋: 18店舗
トミダ: 12店舗
野田屋: 1店舗

各店舗の詳細は、以下の通りです。

名古屋市

熱田区: 熱田店 (トミダ)
東区: 大曽根店 (不二屋)
北区: 瑠璃光店、杉栄店(トミダ本社ビル1階) (トミダ)
千種区: 春岡店 (トミダ)
名東区: 引山店 (不二屋)
守山区: 守山店、小幡緑地店、喜多山店 (不二屋)
中村区: 千成店 (トミダ)
港区: 当知店、宝神店 (不二屋)、野田屋

尾張

一宮市: 木曽川店 (不二屋)
犬山市: 犬山店 (トミダ)
小牧市: 田県店、小牧二重堀店、桃花台店 (不二屋)
春日井市: 坂下店、岩野店、春日井店、サンライフ店、勝川店、石尾台店、生鮮下津市場 (不二屋)、貴船店 (トミダ)
尾張旭市: 尾張旭店 (トミダ)
北名古屋市: 師勝店、中央店 (トミダ)
* あま市: 七宝店、木田店 (トミダ)

詳細な店舗情報は、各社のウェブサイトや店舗一覧をご参照ください。

まとめ

ナフコは、愛知県の地域に根ざしたスーパーマーケットとして、その歴史と変遷を経て、現在も各社がそれぞれの形で地域のお客様に貢献しています。ホームセンターとの混同には注意が必要ですが、地元の人々にとっては身近な存在として親しまれています。

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