ナンカゲツマチ〜よくそんなに待てますね〜

『ナンカゲツマチ〜よくそんなに待てますね〜』

『ナンカゲツマチ〜よくそんなに待てますね〜』は、2015年11月30日から同年12月22日までの短期間にわたり、テレビ東京系列で放送されていたバラエティ番組です。正式タイトルは『ナンカゲツマチ〜よくそんなに待てますね〜』といい、「ナンカゲツマチ」と読みます。

内容

この番組の最大の特色は、番組タイトルが示す通り「待つ」という行為、そして「待つ価値のある何か」に焦点を当てている点です。世の中には、文字通り何年も待たなければ手に入らない希少な品物や、予約が数ヶ月先まで埋まっている人気サービスなどが存在します。番組では、そうした入手困難な対象を取り上げ、その魅力や待つ理由を深掘りして紹介しました。

特に注目を集めたのは、「ナンカゲツマチグルメ」と題されたコーナーです。このコーナーでは、数ヶ月、あるいはそれ以上の長い順番待ちを経てようやく口にできるような、全国各地の絶品グルメにスポットを当てました。取材VTRを通じてその人気の秘密や調理過程を紹介した上で、実際にスタジオにそのグルメが用意され、出演者たちが実食するという形式が取られました。これにより、視聴者は「待つ」ことの具体的な価値を、食という身近なテーマを通じて実感することができました。

番組の特徴

番組のコンセプトである「待つ」は、企画内容だけでなく、番組を構成する様々な要素にも徹底的に反映されていました。レギュラー放送時の出演者には、名前に「マツ」の文字が含まれるタレントが意図的にキャスティングされ、番組のユニークな顔ぶれを形成しました。また、番組の主な収録場所として使用されたのは、東京都品川区にある「中延温泉 松の湯」でした。これもまた、名前に「松」を含む場所を選ぶという徹底ぶりで、番組全体のコンセプトが随所に感じられる作りとなっていました。

出演者

レギュラー放送（2015年）の主な出演者は以下の通りです。コンセプトに基づき、名前に「マツ」が入る人物が中心でした。

松嶋尚美
クリス松村
松井玲奈（第1回、第2回）
久松郁実（第3回、第4回）
松丸友紀（進行、テレビ東京アナウンサー）

また、2016年には特番として放送されており、その際の主な出演者は以下の通りです。

MC：沢村一樹、松嶋尚美、松丸友紀
ゲスト：伊集院光、かたせ梨乃、武井壮、河北麻友子、長谷川ニイナ

スタッフ

番組制作には多くのスタッフが携わりました。主な担当者は以下の通りです。

ナレーター：真地勇志
構成：堀田延、大船知充、古賀文恵、河口ワタル
CAM：安達良
VE：楠部達也、福重伸隆
CG：森三平
編集：橋本淳一郎、森岡祐次
MA：中尾和博、大野健志
音効：天久俊一、岡林亜実
メイク：足達光世
AD：藤田豊平、下田啓太、二宮啓、江川賢祐
AP：石田直央、斉藤恵実
ディレクター：大川剛史、斉藤慎一郎、佐藤裕司、玉井裕輔、高澤慶一、山村勇介
演出：一場孝夫
プロデューサー：星俊一（テレビ東京）、辻村たろう
チーフプロデューサー：関光晴（テレビ東京）

番組制作には、技術協力、衣装協力、リサーチ協力など、多方面からのサポートがありました。

衣装協力：Chesty、BERBERJIN®、MOUSSY、YLANG YLANG、STORMY、Fizz、Repla b D
技術協力：池田屋、麻布プラザ、アーツポート企画
協力：中延温泉 松の湯、ゲッティ
リサーチ：スコープ、ビスポ
番宣：大関明彦（テレビ東京）
デスク：渡邉京子（テレビ東京）

制作はテレビ東京とNET WEBが担当しました。

放送情報

レギュラー放送は2015年11月30日から12月22日まで、テレビ東京にて放送されました。全4回と短いシリーズでしたが、コンセプトの明確さとユニークな切り口で視聴者の関心を引きました。テレビ東京系列以外の放送局でも、一部回が単発番組として放送されたケースがあったようですが、レギュラー番組としてのネット局はテレビ東京のみです。

番組の公式サイトや関連情報への外部リンクが存在します。

もう一度検索