ナンシー・カリーヨ・デ・ラ・パス
ナンシー・カリーヨ・デ・ラ・パス(Nancy Carrillo de la Paz)は、
1986年1月11日に生まれた
キューバの女子
バレーボール選手です。彼女は
ミドルブロッカー及び
オポジットのポジションでプレーし、
キューバ代表として数々の国際大会で優れた成績を収めました。
来歴
カリーヨは
1995年から
キューバのユース代表としてキャリアをスタートさせました。
2000年にはシニア代表に初めて選ばれ、
2002年からは正選手としてその名を馳せます。同年にはドイツで開催された世界選手権でチームを5位に導き、個人ではベストサーバー賞を受賞しました。
2004年のアテネオリンピックでは、銅メダルを獲得するうえで重要な役割を果たしました。また、
2007年には
モントルーバレーマスターズや北中米選手権でMVPを受賞し、自身の実力を証明しました。彼女は
2006年の世界選手権や
2007年のワールドカップ、さらに
2008年の北京オリンピックでも中心選手として貢献しました。
2009年以降は代表チームから離れ、海外リーグでプレーを続けました。特に、2012-2013シーズンに所属していた
ヴォレロ・チューリッヒでは、
オポジットとしてチームを牽引し、国内リーグの優勝を達成し、MVPにも選ばれました。そして、
橋本直子選手とチームメイトとしてプレーすることになりました。続いて
2013年からロシアリーグのOmitchka Omskに移籍し、その後は中国スーパーリーグの天津チームでの活躍が続きました。
球歴
彼女のオリンピック球歴は、
2004年に銅メダルを獲得し、
2008年にはチームを4位へ導きました。世界選手権では、
2002年に5位、
2006年に7位と好成績を収めました。ワールドカップの履歴では、2003年に6位、
2007年には4位という結果を残しています。また、北中米選手権においては、2003年と
2005年に2位、
2007年には優勝を果たし、
2009年には3位でした。さらに、彼女は
2002年から
2008年にかけてワールドグランプリにも出場しました。
受賞歴
ナンシー・カリーヨは数多くの受賞歴を誇ります。
2002年のパンアメリカンカップではベストスパイカー賞とベストサーバー賞、同年の世界選手権でもベストサーバー賞を受賞しました。
2005年のワールドグランプリではベストブロッカー賞、
2007年の北中米選手権ではMVPを含む複数の賞を手にしました。
所属クラブ
- - Ciudad Habana(1999-2005年)
- - ウラロチカ・エカテリンブルク(2005-2006年)
- - Ciudad Habana(2006-2009年)
- - Associação Desportiva e Cultural Metodista(2011-2012年)
- - VBCチューリッヒ(2012-2013年)
- - Omitchka Omsk(2013-2015年)
- - 天津(2015-2016年)
- - RCカンヌ(2016年)
- - 天津(2016-2017年)
- - 広東恒大(2017-2018年)
- - ヴォレロ・チューリッヒ(2018年)
- - ヴォレロ・ル・カネ(2018-2019年)
- - JAVオリンピコ(2021年)
- - Guía(2021-2022年)
- - Cangrejeras de Santurce(2024年-)
ナンシー・カリーヨ・デ・ラ・パスは、国際舞台での数々の実績を持つ名選手であり、今後の活躍にも大いに期待されています。