ニコモ

ニコモとは

ニコモは、ファッション誌『ニコラ』に登場する10代前半から中盤の女性モデルを指します。一般的には「ニコモ」や「ニコ（モ）」と呼ばれますが、誌面上では「ニコ㋲」と表記されます。これらのモデルは特に中学生に人気があり、読者との交流を深めるイベントとして「読者開放日」が毎年行われています。

ニコモの人気と出身者

ニコモには多くの著名な出身者がいます。たとえば、栗山千明や新垣結衣、沢尻エリカなどがその例です。創刊当初はチャイドルブームの影響で、野村佑香といった有名ジュニアアイドルも起用されていましたが、その後はモデルオーディションを通じて新しい才能を発掘する方向へシフトしています。

2000年代初めには、榎本亜弥子や谷口紗耶香がモデルとして引き上げられ、彼女たちの影響でニコモはアイドル的な存在としての地位を築きました。特に、新垣結衣が『ニコラモデルオーディション』でグランプリを獲得し、その後もドラマやCMに出演することで、多くの読者の注目を集めました。

ニコモの活動

ニコモとしての活動だけでなく、彼女たちは企業広告にも多く登場します。多くの場合、これらの広告はニコラ誌内のみの起用ですが、一部の企業はナルミヤ・インターナショナルやタカラなど、テレビCMやカタログでニコモの存在を前面に打ち出しています。

また、過去には『Parky Party』や『ニコモノ!』といったテレビ番組にも出演しました。特に、『ニコモノ!』では主要出演者5人からなるアイドルユニット「ニコモノ」が結成され、2005年に活動を行っています。

ニコモの卒業とその後

ニコモは通常、高校1年生を迎えると卒業となり、その際に「ニコモ卒業式」と呼ばれるイベントが開催されます。このイベントでは、卒業するニコモが読者から見送られます。卒業後は、芸能界での活動や引退あるいは多様な進路を選ぶことが一般的です。

例えば、栗山千明や新垣結衣は人気を生かしさらにステップアップした一方、榎本亜弥子のように早々に芸能界から離れるケースもあります。また、他の元ニコモは女優やタレントとして活躍しており、音楽の道を選ぶ者も多いです。

近年では、ニコモから実績を持つ者が次々と女性ファッション誌『Seventeen』に移籍する傾向も見られ、その中には西内まりやや立石晴香などがいます。

ニコモのニックネームと制度

ニコモは、通常本名でデビューしますが、プロダクション組では芸名を用いることが多いです。誌面では、モデルの名前は一般的にカタカナで表記され、例えば「ユウ©」や「レイ©」といった形式で記載されます。また、特別なニックネームを持つニコモもおり、例えば新垣結衣は「ガッキー©」と呼ばれています。

かつては部長と副部長制度がありましたが、2018年には生徒会制度に移行しました。生徒会では人気の高いモデルが生徒会長に選ばれ、組織的に活動しています。2020年度にはこの制度がさらに発展し、新たな指導体制が築かれています。

ニコモのまとめ

ニコモは単なるファッションモデルの枠を超え、広範な活動を展開する存在です。彼女たちの活動は、ファッション誌の枠を超えた多様なメディアでの露出や、読者との深い結びつきによって、独自のアイドル文化を形成しています。これからも、ニコモの活躍に注目が集まることでしょう。

もう一度検索