ニコライ・ソロドクリン

ニコライ・ソロドクリンは、1955年1月3日生まれ、ソビエト連邦クルスク州出身の柔道家であり、身長170cmです。

14歳でサンボを始めた後、柔道に転向し、その才能を開花させました。1975年にはソ連チャンピオンに輝き、国内での地位を確立しました。

1979年はソロドクリンにとって飛躍の年となりました。ヨーロッパ選手権、世界選手権を制覇し、その名を国際的に知らしめました。翌1980年には、自国開催となったモスクワオリンピック65kg級で見事金メダルを獲得し、ソ連柔道界の英雄となりました。

1983年には、地元モスクワで開催された世界選手権で、決勝で松岡義之と対戦しました。2-1という僅差の判定で勝利し、2度目の世界チャンピオンに輝きました。しかし、この判定には議論も起こりました。

1984年のロサンゼルスオリンピックは、ソ連がボイコットしたため出場できませんでしたが、その代替大会としてワルシャワで開催されたフレンドシップ・ゲームズで優勝し、その実力を改めて示しました。

主な戦績

1976年 - ヨーロッパ選手権　2位
1978年 - ソ連国際　2位
1979年 - ソ連国際　2位
1979年 - ヨーロッパ選手権　優勝
1979年 - プレオリンピック大会　優勝
1979年 - 世界選手権　優勝
1980年 - モスクワオリンピック　優勝
1983年 - ソ連国際　優勝
1983年 - ヨーロッパ選手権　3位
1983年 - 世界選手権　優勝
* 1984年 - フレンドシップ・ゲームズ　優勝

ニコライ・ソロドクリンは、その卓越した技術と精神力で、ソ連柔道界、そして世界の柔道界に大きな足跡を残しました。彼の活躍は、多くの柔道家にとって模範となり、現在も語り継がれています。

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