ニコラス・オタメンディ

ニコラス・オタメンディ

ニコラス・エルナン・ゴンサロ・オタメンディ（1988年2月12日）は、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のサッカー選手です。ポジションはディフェンダーで、センターバックと右サイドバックの役割を担っています。現在、彼はプリメイラ・リーガのSLベンフィカに所属しており、アルゼンチン代表にも選ばれています。

クラブ経歴

ベレス・サルスフィエルド

オタメンディはベレス・サルスフィエルドの下部組織で育ち、2008年にトップチームデビューを果たしました。ウーゴ・トカッリ監督のもとで出場機会を得ると、リカルド・ガレカ監督が就任した際には主力として活躍し、リーグ優勝に貢献しました。特に2009年のコパ・スダメリカーナでは国際舞台でも存在感を示し、南米ベストイレブンに選出されるなど、その実力を証明しました。

ポルト

2010年、オタメンディはポルトガルのFCポルトと契約し、初のヨーロッパ挑戦を開始しました。彼は移籍初年度から活躍し、2011-12シーズンには2得点を記録しながらレギュラーとして定着しました。

バレンシア

2014年には、リーガ・エスパニョーラのバレンシアCFに移籍。その後、2014年のアトレチコ・ミネイロへの期限付き移籍を経て、バレンシアに戻り、チャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献しました。

マンチェスター・シティ

2015年、オタメンディはイングランドのマンチェスター・シティに移籍。彼はタイトル獲得に大きく貢献しましたが、出場機会が減少することもありました。その後のキャリアでは、成長する若手選手にポジションを譲る場面もありました。

ベンフィカ

2020年にSLベンフィカに加入し、再び活躍の場を得ます。この時期、チームに多くの貢献をし、国内リーグの優勝に寄与しました。

代表経歴

オタメンディは2009年にアルゼンチン代表に選出され、同年のパナマとの親善試合で代表デビューを果たしました。2010 FIFAワールドカップでも活躍し、グループリーグでの試合に出場。決勝トーナメントでもプレーし、チームの勝利に貢献しました。

その後のコパ・アメリカやFIFAワールドカップにおいても重要な役割を果たし、特に2021年のコパ・アメリカでは優勝に輝き、自身初のタイトルを獲得。2022 FIFAワールドカップではアルゼンチンの優勝を経験し、決勝戦においても重要なプレーを見せました。

最近では、2026 FIFAワールドカップ南米予選の対パラグアイ戦でキャプテンとして先制点を決めるなど、チームを引っ張る存在となっています。

まとめ

ニコラス・オタメンディは、その堅実な守備力と戦術的な理解から、いくつものトップクラブで活躍してきた選手です。国際舞台でも数々のタイトルを獲得し、アルゼンチン代表での存在感を確立しています。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索