ニコラス・ジシス

ニコラオス・ジシス

ニコラオス・ジシス（Nikolaos Zisis、1983年8月16日生まれ）は、ギリシャ・テッサロニキ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはポイントガード（PG）とシューティングガード（SG）をこなし、その多才なプレースタイルでチームに貢献しました。身長197cm、体重98kg。

選手経歴

ジシスは1996年に地元のユースチームでバスケットボールを始め、2000年に17歳という若さでAEKアテネとプロ契約を結びました。AEKアテネでは、2001年のギリシャカップ、2002年のギリシャリーグ優勝に貢献し、その才能を開花させました。

2005年には、イタリアのパッラカネストロ・トレヴィーゾへ移籍。ここでも、2006年のリーグ優勝、2007年のイタリアカップ優勝を経験し、タイトル獲得に貢献しました。

2007年、ジシスはロシアの強豪PBC CSKAモスクワへ移籍。CSKAモスクワでは、ユーロリーグ優勝を経験するなど、ヨーロッパトップレベルの選手として活躍しました。

2009年には、再びイタリアへ戻り、メンズ・サーナ・バスケットに加入しました。

ギリシャ代表としての活躍

ジシスは、1999年からギリシャ代表として各年代で活躍しました。2002年のU-20欧州選手権では、金メダルを獲得したチームの一員として貢献。

2001年には、地中海競技大会でA代表デビューを果たし、その後、ギリシャ代表の主力として数々の国際大会に出場しました。2004年のアテネオリンピックにも出場しています。

2005年の欧州選手権では、チーム最高の平均10.6得点を記録し、ギリシャ代表の金メダル獲得に大きく貢献しました。この活躍が評価され、同年のFIBAヨーロッパヤングプレイヤー賞を受賞しました。

2006年の世界選手権にも出場しましたが、ブラジル戦で相手選手から激しいコンタクトプレーを受け、顎を負傷し、チームを一時離脱。しかし、怪我から復帰後、2007年の欧州選手権、2008年の北京オリンピックに出場しました。

ニコラオス・ジシスは、クラブチーム、ギリシャ代表の両方で数々の実績を残し、ギリシャバスケットボール界を代表する選手の一人として、その名を刻んでいます。

プレースタイル

ジシスは、ポイントガードとシューティングガードをこなせるユーティリティプレイヤーであり、高いバスケットボールIQとリーダーシップでチームを牽引します。得点能力も高く、重要な場面で得点を決めるクラッチシューターとしても知られています。また、ディフェンスにおいても献身的なプレーを見せ、チームに貢献します。

主なタイトル

ギリシャカップ優勝（2001年）
ギリシャリーグ優勝（2002年）
イタリアリーグ優勝（2006年）
イタリアカップ優勝（2007年）
ユーロリーグ優勝（2008年）
欧州選手権優勝（2005年）

受賞歴

* FIBAヨーロッパヤングプレイヤー賞（2005年）

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