ニジェールの行政区画

ニジェールは、ニアメ首都特別区と7つの州（région）、および35の県（département）によって構成される国です。これらの行政区分は、ニジェールの国土を管理し、地方行政を効率的に行うために設けられています。

州

1999年から2006年にかけて実施された移行計画により、それまで存在していた7つの県が州（または地方）へと格上げされました。同時に、それまでの郡が県へと格上げされました。これにより、行政組織の再編が行われ、地方分権化が進められました。現在は、ニアメ首都特別区と合わせて、合計8つの州と特別区が存在します。

県

県は、州の下位に位置する行政区画であり、ニジェール全土に35の県が存在します。各県は、その地域の特性や人口規模に応じて、様々な行政サービスを提供しています。県は、コミューンと呼ばれるさらに小さな行政区画に分割されています。

コミューン

県の下位には、265のコミューンが置かれています。コミューンは、人口規模によって都市コミューンと郊外コミューンに分けられます。都市コミューンは、人口が1万人以上の地域であり、比較的大きな都市が含まれます。一方、郊外コミューンは、人口が1万人以下の地域であり、農村地域や小規模な集落が含まれます。コミューンは、住民に最も身近な行政単位として、様々なサービスを提供しています。

過去の行政区画

2006年までの行政区画は、ニアメ首都特別区と7つの県（département）によって構成されていました。移行計画以前は、県が主要な行政単位であり、地方行政の中心的な役割を担っていました。

ニアメ首都特別区 (communauté urbaine de Niamey)
アガデス県 (Agadez)
ディファ県 (Diffa)
ドッソ県 (Dosso)
マラディ県 (Maradi)
タウア県 (Tahoua)
ティラベリ県 (Tillabéri)
ザンデール県 (Zinder)

これらの県は、移行計画によって州へと格上げされ、新たな行政区画として再編されました。

関連項目

ニジェールの都市の一覧
ISO 3166-2:NE
* ニジェール関係記事の一覧

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