ニッポン放送プロジェクト

株式会社ニッポン放送プロジェクトの概要

株式会社ニッポン放送プロジェクトは、ニッポン放送の完全子会社として、1970年に設立されました。設立当初は「株式会社ニッポン放送サウンド」の名称で、資本金は300万円でした。最初の事業として、番組のセールスプロモーションやリプリント事業を展開し、1974年に現在の商号に変更されました。

1976年には、ラジオショッピング番組『ラジオリビング』の放送を開始し、1995年にはニッポン放送出版を吸収合併します。その後の成長過程においては、ラジオショッピングの制作や運営に加え、様々なイベント企画、広告代理業務、リース事業など多岐にわたるビジネスを展開しています。

主な事業内容

ラジオショッピング

ニッポン放送プロジェクトは、ラジオショッピング業界においてトップの売上を誇ります。1976年4月にスタートした『あおぞらリビング』は、以降の平日の様々な時間帯に進出し、2011年から全番組名を『ラジオリビング』に統一しました。番組では、ニッポン放送のアナウンサーやパーソナリティが直接商品を紹介し、使用感を伝えるスタイルが支持されています。また、通販カタログやウェブサイトにもアナウンサーがモデルとして登場することがあります。

イベント企画

ニッポン放送プロジェクトは数々のイベントも手掛けています。特に有名なのが「ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷」で、さまざまな企画や運営を通じてリスナーとの交流を図っています。かつては「オールナイトニッポンGold Club」というウェブサイトも運営していましたが、現在は閉鎖しています。

衣料雑貨販売

「with you」を通じて、中古ブランド衣料雑貨の受託販売を行っています。2017年7月時点でデパート内に9店舗を展開。一方で、「dinos OUTLET byニッポン放送プロジェクト」として、ディノス・セシールとの共同事業でアウトレット衣料雑貨も販売しており、4店舗があります。さらに「dinos collection by ニッポン放送プロジェクト」というサービスも行われていましたが、現在は閉店しています。

出版事業

出版部門は1995年に吸収合併したニッポン放送出版から引き継がれ、オールナイトニッポンの関連書籍などを刊行しています。多くは扶桑社を通じて販売されています。中でも、加藤諦三の『アメリカインディアンの教え』は62万部を超えるベストセラーとなりました。

FM放送

スポーツチームとの連携も行い、東京ドームの「ジャイアンツFM」や埼玉スタジアム2002での「FM GO REDS GO」など、特定イベントや大会向けの番組制作を行っています。

リース事業

フジサンケイグループ各社に対して、什器やOA機器、放送設備のリース事業も展開しています。特に、新聞印刷機や報道ヘリコプターなどの大規模な設備も網羅し、各企業の業務を支えています。

結論

このように、株式会社ニッポン放送プロジェクトはラジオに留まらず多岐にわたる事業を展開し、リスナーや消費者との繋がりを深める努力を続けています。各事業を通じて、着実に成長を遂げている企業と言えるでしょう。

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