ニュースきっちん

ニュースきっちん

『ニュースきっちん』は、2001年10月から2003年3月の間、KBS京都テレビで放送された報道番組です。この番組は、前の番組である『NEWSうしろの正面』と『NEWSワイド京都』の後を受けてスタートし、特に女性の視点を大切にしながら京都の出来事を分かりやすく視聴者に伝えることを目指していました。

番組のコンセプト

『ニュースきっちん』は、視聴者に親しみやすい報道を提供するために、女性の観点を豊富に取り入れました。これにより、京都の地域社会で起きている最新のニュースを、視聴者が理解しやすい形で伝えることに努めました。番組セットは木目調を基調とし、明るく温もりのあるキッチンをイメージしたデザインとなっており、視覚的にも居心地の良いテレビ環境を作り出しました。

放送時間

番組は月曜日から金曜日の21時30分から22時の間に放送されていました。初期の段階では、月曜日だけは2002年3月まで21時から22時の1時間番組として放送されており、その形式は前番組の影響が見受けられました。また、火曜日から金曜日は、場合によって放送時間を延長し、他の番組が早く終わった際には22時まで放送されることもありました。

出演者

番組のアナウンサーには平野智美さんが月曜日を担当し、堀川節子さんが火曜日から金曜日に出演していました。また、月曜日のキャスターとしては狂言師の茂山千三郎さんが登場し、火曜日・水曜日には当時天理大学助教授だった嶋浩一さん、木曜日・金曜日には弁護士の山崎浩一さんがキャスターを務めました。実際に茂山千三郎さんが番組に登場したのは、放送開始から約2か月後の12月からでした。その前の期間中は、嶋浩一さんが月曜日のキャスターも同時に担当していました。

特別な放送

2002年に発生したNHK京都放送局での立てこもり事件の際には、通常の番組内容を変更し、特報として事件を伝えました。この特別放送では、20:55からの『Let's ドンキホーテ』や22:00の『とっぴもナイト』を休止し、事件の詳細を伝えることにシフトしました。

番組の終了とその後の動き

『ニュースきっちん』が終了した後、KBS京都テレビはニュース放送のスタイルを見直し、平日夕方にローカルニュースを放送する枠を新たに設けました。その後、後継番組として『Live5』を始め、夜のニュースは『京都新聞ニュース』という5分間のスポットニュース形式に変わりました。金曜日には『Weekly925』として、京都の一週間を振り返る特別なニュース番組が放送されるようになりました。こうした変遷を経て、KBS京都のニュース報道は新たな形を模索しているのです。

もう一度検索