ニンジャ・マック

ニンジャ・マック（Ninja Mack、1989年12月29日 - ）は、アメリカ合衆国出身の覆面プロレスラー。本名は非公開。

多彩なバックグラウンド

ニューヨーク州ロングアイランドで生まれたニンジャ・マックは、プロレスラーとしての活動以前に、異色の経歴を持つ。シルク・ドゥ・ソレイユやサム・トレゴ・プロダクション、Vivo Circusなどで活躍し、卓越した身体能力を培った。また、スタントマンとしても活動し、危険なシーンを演じる技術を磨いた。さらに、レスリング、総合格闘技、柔術、テコンドー、ムエタイ、ボクシングなど、多岐にわたる格闘技・武道の経験を持つ。その経験は、彼の独特なファイトスタイルに活かされている。また、忍者としても活動していたと語っている。

プロレスラーとしての歩み

2015年、ニンジャ・マックはプロレスの世界に足を踏み入れる。ブッカーTが設立したプロレス団体「リアリティー・オブ・レスリング（Reality of Wrestling）」でデビュー。その後は、アメリカのゲーム・チェンジャー・レスリング（GCW）やメキシコのAAAなど、世界各地のプロレス団体で活躍の場を広げた。

プロレスリング・ノア参戦

2022年4月、プロレスリング・ノアに初参戦。両国国技館2連戦を含む5月初旬の興行で、その実力とパフォーマンスを日本のファンに披露した。彼の参戦は大きな話題を呼び、Twitterでは「ニンジャ」「ニンジャ・マック」がトレンド入りするほどの反響を呼んだ。その活躍が認められ、同年5月5日にはノアと年間出場契約を締結。7月からは専属外国人としてレギュラー参戦を果たした。

2022年10月30日、有明アリーナ大会でHAYATAを破り、GHCジュニアヘビー級王座を奪取。その実力を証明した。

2023年3月1日には、『ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023〜』の第8試合5WAYマッチに出場。

2024年8月12日のカルッツかわさき大会がプロレスリング・ノアでの最後の興行となることをX(旧Twitter)にてポスト。

2024年10月24日から開催される新日本プロレス『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024』にザ・DKCとのタッグで出場することが発表された。

ファイトスタイル

ニンジャ・マックのファイトスタイルは、その卓越した運動神経とアクロバティックな技、そして俊敏な動きに特徴がある。シルク・ドゥ・ソレイユでの経験から培われたボディコントロール術とエンターテイメント性は、空中技の最中でも周囲や観客を意識したパフォーマンスを可能にしている。パルクールのような動きも取り入れられるが、本人は武術的なトリッキングを学ぶ中で生まれた動きだと語っている。

尊敬するレスラーとして、日本の丸藤正道、アメリカのグレート・ムタ、レイ・ミステリオ、エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコを挙げている。彼らに共通する独創的な動きを、次の世代に継承していきたいと考えている。

得意技

ニンジャ・ボム: フェニックス・スプラッシュ式のダイビング・セントーン。コーナー最上段から体を捻りながら背中から落下する必殺技。
ニンジャ・スペシャル: リング内から場外の相手に仕掛ける空中殺法。ザ・グレート・サスケの「サスケ・スペシャル」を参考に考案された。
その他: ニンジャ・スプラッシュ、ニンジャ・フリップ、ニンジャ・キック、ニンジャ・チョップ、フェニックス630など、多彩な技を持つ。

タイトル歴

プロレスリング・ノア
第50代GHCジュニアヘビー級王座
第2代GHCハードコア王座

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